イラクの場所を知らない国際政治通の議員/国際ミネラルフェアー

lithos2007-12-15

何かとテレビに出てくる自民党の議員の山本一太と同党の甘利明がテレビ番組で、イラクの場所を白地図で塗りつぶせという問いに対して、シリアを塗りつぶしたんだそうだ。確か山本って国際政治が専門だったんでは? 給油法案に関しても「法案の重要性が一般の人にはわからないかもしれませんが」みたいなことを繰り返し言っていたはずだ。それがイラクがどこにあるかもわからんというのはどういうことなんだろう。この人は自衛隊イラクで活動していたとき、ぐるっとアラビア半島を回ってスエズ運河を通って地中海沿岸から入ったと思っていたのか? イスラエルがシリアの原子力施設を爆撃したのはつい最近のことだが、どこを爆撃したと思ってたんだろうか。そもそもイラクが地中海に面していたら、湾岸戦争の「湾岸」って、地中海のことなのか。クウェートも地中海沿岸の国なの? 単なる勘違いとかうっかりとはではなく、このへんの地勢も何も全く理解できていないということだ。しかもちょっと調べたら、なんとこの人、イラク戦争勃発後に参議院外交防衛委員長をやってる....。あまりの質の低さに暗澹たる気分になってしまった。

恒例の年末の国際ミネラルフェアーに行ってきた。例年通り池袋のサンシャインの文化会館で月曜までやっている。年々参加店舗数が増えているようにも見えるが、海外の業者が少し減っている印象がある。インドのモス・アゲートを売っている業者から連絡がないなと思っていたら、今年は出店していない。昨年珍しいロシアの瑪瑙を売っていた業者もどうもいなかったようだ。オーストラリアの変なヒンドゥー教徒風の名前の人の店もみかけなかった...ということで、ちょっと私としては残念。割に合わないのかしら。昨年と同じく、ロシアの業者からカザフスタンのデンドリティック・アゲートのカボッションを買った。似たものは結構持ってるんだけど、綺麗なので、つい買ってしまう。珍しかったのは、日本の業者でこれの原石を磨いたものを売っている店があったことだ。この店の店主がちょっと一癖ある人で、いくら?ときいたらすごくふっかけてきた。「高すぎるよ」というと、これを手に入れるのはテロリストやらいろいろある地域に入らなきゃならないので、大変なんだよ、俺も何度も怖い目にあったんだから、ホントだよ、と。ドイツ語の値札がついてるじゃないか......。秋のミュンヘンのショーで買ってきたことがバレバレなんだけどなぁ。子どもともう一度行くことになったので、改めて値段交渉してみよう。