ハリー・ポッター・シリーズの愛読者の会である「ホグワーツ校友の会」の会誌『ふくろう通信』に拙著『巨石』の長い紹介文を掲載していただいた。ハリー・ポッター・シリーズは本も映画も接していないのだが、イングランドやウェールズの巨石遺構には魔女譚や妖精物語などがつきものなのだ。多謝。
毎週土曜に仕事場の近くに水泳の練習に来る娘が、帰り際に「クレヨンしんちゃん」の映画をひとつずつ借りるのに付き合わされるのだが、あらためて洋楽のビデオコーナーを観ると、結構いろいろある。昨年出たポーグスのDVDを借りて帰った。
映画『シェイン』は観に行ったのだが、ライブ映像があまりたくさんは入っていなかったのがちょっと物足りなかった。このDVDはバンドの人気絶頂期だった1988年のステージと、付録的にメンバーや周辺のインタビューを収録したものだ。シェインは例によってしらふなのか酔ってるのかよくわからない感じで、歌もそれほど身が入っているようには見えないが、1ステージのほとんどが入っているので、見応えがあった。ゲストにカースティン・マッコールとジョー・ストラマーなど。二人ともすでに故人だ。
意外だったのは、アコーディオンとティン・ホイッスル奏者のいずれも、それまでのバンド活動では別の楽器をやっていたらしいことだ。ティン・ホイッスル奏者は「いちばん簡単かと思って始めたけど、これが大変だったよ」と言っている。てっきりみんなそれぞれに熟達した人たちだと思っていたんだが...。テリー・ウッズはすでに抜けた後だったらしく、ステージには居なかったが、インタビューが入っていた。
それにしても、シェインがしゃべっている映像を見るにつけ、本当にあんなすばらしい詩をこの人が書いたんだろうかと、思ってしまう。笑い方が「チキチキマシン」のケンケンそっくりだ。