「世界ふしぎ発見!」

12日のストーンヘンジストーンサークル特集の「世界ふしぎ発見!」を楽しく視聴。でも、なぜ「ピクト人」を主役に据えようとしたんだろう。最初のうちはスコットランドストーンサークルを作ったのはピクト人の先祖だったかもしれません、と言っていて、確かにそうかもしれないのだが、番組が進むうちに、ついに「ピクト人が作った巨石」になってしまった。ううむ。
これって、たとえば、青森の三内丸山遺跡を作ったのは蝦夷、というようなものじゃないだろうか。巨石を作った人たちの時代と「ピクト」と呼ばれた人が住んでいた時代とは3000年近い開きがあるので、これをくっつけても仕方ないと思うのだが。その方が、テレビ的に面白くなると思ったのかな。

貸し出したアイルランドのナウスの縁石の模様の図版も放映されたが、これも、なぜかスコットランドカップ&リング・マークに「似たものがアイルランドにもあります」というおかしな説明だった。あの石は月の満ち欠けを刻んだ岩だからこそ意味があるし、カップ&リング・マークにはあまり似ていない。