福島・山形メノウ採取

再び、福島県北部と山形県南部にメノウ採取に出かけた。
福島県桑折町は春先に訪れた場所だが、その日は雨降りであまり長くいられなかったのだ。
草が茂っていて、かなり様子が変わっていたため、探すべき場所を間違えて、かなり時間をロスしてしまった。草のために転石も探しにくい。また、林道も普段使われていないため、損傷が激しく、普通の自動車で通るのはギリギリの状態だ。二度も腹をこすって、ハラハラした。





と、思ったほど条件が良くなかったが、前回訪れたときには見かけなかったものもあり、なかなか面白かった。かなり大きな水晶が落ちていたが、これはクラスターが砕けたもののようなので、元のジオードはかなり大きなものだったに違いない。赤い縞が入った破片もあったが、残念ながらそれだけだった。

その晩は米沢に泊まり、翌日再び最上川の源流に入った。前回色鮮やかな紫水晶の塊を見つけた場所だ。台風が通過した後なので、新しい転石があるかと思って入ったが、前回訪れた際、川原で割った石がそのまま落ちていた。このへんにはあまり雨が降らなかったのかもしれない。
残念ながら、紫水晶の大きなものは見つからず、メノウも思ったほどの収穫は無かったが、ジャスパーが多く、中には黄色のなかに赤い模様が入っている面白いものもあった。また、ローズクォーツのようなピンク色の光沢のある石を拾ったのだが、それが何なのか、残念ながらメノウ以外の鉱物学的知識に乏しいため、よくわからなかった。近々写真を掲載したいと思う。





米沢から川に入る道中、雨上がりの空に綺麗な虹がかかったが、この虹がとても近いところにあり、生まれてはじめて虹のアーチの足元を見た。写真に撮ったのだが、山腹の手前に虹が降りているのがおわかりになるだろうか。