ニューグレンジの冬至

今年も冬至になって、夜明け前にアイルランドの遺跡ニューグレンジの前に200人の人が集まった。関係者などを除いてくじ引きで選ばれるのは3万人のうち50人。この大変な倍率をくぐり抜けて選ばれた幸運な人たちに、さらなる幸運は訪れなかった、と、マイケル・フォックスからメールが来た。曇っていて、日が出なかったのだ。確か、昨年も曇っていて朝日が差すことはなかったようだ。
冬至の朝の陽光が石室の内部に入る構造になっているが、この「イベント」は毎年必ず見られるものではない。当然の話だ。当日の朝の光が入るかどうかで、一年の吉凶を占うようなこともあったかもしれない。