夢見る機械

テレビで宣伝してる、ブルース・ウィリス主演の『サロゲート』なる映画の設定とシーン、諸星大二郎の短編漫画「夢見る機械」にあまりに似てる...。人間に夢を見させてアンドロイドを売る会社のマークはまさかバクではなかろうな。
「夢見る機械」が『少年ジャンプ』に掲載されたのは74年だろうか。デビュー間もない頃の作品のはずだ。
この話が収録された最初の単行本には自分が主人公の、軽くシュールなコミカルな短編が数編入っていて、他愛ないのだが、結構好きだった。お茶の水の「ぷてぃやっく」なる喫茶店に入って、店がそのまんまヨットになって揺れだして、あれこれおかしな体験をして、気がつくと「サブマリン」という別の店にいた、というような話があった。
「サブマリン」はわからなかったが、「ぷてぃやっく」は80年代頭くらいまでは確実にお茶の水にあった。たしかドアにヨットの舵がついていた。友達と二人で入ったとき、二階の椅子の上で従業員が寝ていたような記憶がある。
今はさすがに無いのだが、いつ頃まで営業していたんだろうか。
夢みる機械 (ジャンプスーパーコミックス)