『石の卵』その後2

『石の卵』に写真を提供してもらったオーストリアのメノウ・コレクター、ヨハン・ゼンツが、『石の卵』をドイツの雑誌『Mineralien Welt』で紹介してくれたらしい。頁をpdfで送ってくれたのだが、ドイツ語でもあるし、名前も見当たらないので、どこに書いてあるのかさっぱりわからず...。「もう一冊送ってんか。代金払いまっせ」と、彼は言うのだが、まだ『Agate II』が届いていない。約束なんだから送ってよ、と返事する。こうなったら意地でも自分では買わないぞ。

約10年前に買って切れずにそのままになっていたボツワナ・アゲートの大きなラフをいくつか切ったが、とてもいいメノウだった。最近自分で採った日本のメノウばかり切っていたので、ちょっとしたショックだった。やっぱり違うなぁーと。
ウェブサイトLithos Graphicsのボツワナ・アゲートの頁を更新した。

以前も書いたが、ボツワナではメノウ採取の元締めがいて、200人ほどの女性が随分安い賃金で石拾いをしているという。『石の卵』に写真を提供してもらったスコットランドのコレクターDavid Adnersonの話だ。メノウ採取も鉱業のはしくれのようなもので、鉱山労働にはいつでもそうした問題がつきまとう。
David Andersonはこの夏、Nick Crawfordとの共著でスコットランドのメノウの本を出すらしい。かなり本格的なものになるようで、楽しみだ。驚いたことにもうAmazonで予約を受け付けている。
Macphersonの「Agates」も、薄いがスコットランドのメノウだけで構成したとてもいい本だ。

Scottish Agates

Scottish Agates

Agates (Earth)

Agates (Earth)