銀座教文館 「たくさんのふしぎ」300号記念展示

実に遅ればせながら、銀座教文館の児童書・絵本売り場「ナルニア国」に福音館書店の雑誌『たくさんのふしぎ』の300号記念展を見に行ってきた。
拙著「石の卵」からお貸しした石の卵は全部で6っつ。綺麗なショーケースに展示していただいていた。
原画や写真とともに、ツノゼミの実物標本も展示してあった。ツノゼミの特集の号は娘がまだ幼稚園くらいの時分に買ったが、好きな一冊だ。300号の原本がずらりと並んでいたが、特集の分野も多岐にわたっていて、なかなか壮観だ。


店長の土屋さん、店員の八巻さんにもご挨拶したが、土屋さんは拙著『巨石』も読んでくださっているとのこと。大変嬉しかった。
バックナンバー、限定復刊のものも販売されていたが、今森光彦さんの『森の小さなアーティスト』を購入する。これは「傑作選」のひとつとして、単行本化されているものだ。擬態する昆虫の姿ばかり集めたもので、擬態好きの私としてはまさにツボといっていい本なのだ。
今森さんの昆虫写真には、昆虫の怪しさが見事に表現されているものが多く、私にとって別格だ。
このカマキリはまるで呪術師ようだ。全体がひとつの顔のようにも見える。

たくさんのふしぎ」の展示は17日まで。
http://www.kyobunkwan.co.jp/Narunia/eventfushigi.htm