奥久慈にメノウ拾い

久しぶりに奥久慈に家族でメノウを拾いに。
ちょうど一年前くらいに玉川、山田川で採取した。
玉川では赤味のある、縞模様のあるメノウが採れるので、玉川メインで夜明け前に出かけたが、昨日までの雨で増水していてとても石が拾えるような環境ではなかった。かわりに北富田から流れる沢に向かう。

コブシ、桜はソメイヨシノや垂れ桜や八重桜など、さらに菜の花やチューリップと、東京の平地では少しずつずれて咲く早春の花がいっぺんに咲いている。昨日までの無茶な寒の戻りの余韻で朝は少し寒かったが、気持ちのいい日だ。

北富田から流れる川で採れるメノウは基本的に無色、乳白色で模様はほとんどない。ときどき、酸化してオレンジ、赤味を帯びたものがある。



縞模様などはほとんど無いが、透明なベースに白い羽毛のような綿毛のような模様が散っているものが多く、この密度が濃くなると全体に白濁した感じになる。

この羽毛模様がバランスの良い形で伸びていると、なかなか綺麗で、一般的にプルーム(羽毛)・アゲートと呼ばれるものになる。
今回拾ったものの中にも、そう呼んでも良さそうなものがいくつかあった。

この羽毛状の模様は立体的なもので、これを芯にして周囲に鍾乳石状にメノウが形成されているものがある。

この構造が上の写真のようなモコモコした形ではなくて、もう少し先のとがったシャープな形が束になっていると、angel wingなどと呼ばれたりする。

玉川に入れなかったのは残念だったが、沢で、思いがけずいいものが拾えた。