ペルー・ボリビア旅行14日目

今日はナスカの地上絵を見に、リマから往復1000キロ近い道を日帰りというツアーに参加した。日系の宿主催なので、何度もいっしょになっている姉妹とふたたび同行することになった。
朝4時代に出て、帰りは夜10時。食事も全て車中という、全く余裕の無いツアーだ。
先ず、ナスカの北にあるパラカスという町から「小ガラパゴス」とよばれているバジェスタス島に。海鳥のコロニーがあり、アシカやペンギンも棲んでいる、完全に保護された島だ。上陸はできないが、ボートから観察する。湾内にはイルカもいた。
島に向かう途中、海に面した丘の斜面に描かれた大きな地上絵を見る。「燭台」「サボテン」など、いろんな呼び方をされているようだが、誰が何時頃書いたのかわかっていない。

島にはおびただしい数の鳥がいて、近づくと凄い臭いだ。
遠くに見える黒い点々も全て海鳥だというのが恐ろしい。
ペンギンはフンボルトペンギン
アシカはひたすら岩の上で寝ているのだった。
カツオドリの雛が随分大きくなっている。










ナスカの遊覧飛行は乗客が4人乗りの小型飛行機だ。思ったよりもよく見えた。
一部、かなりの部分が雨水が通った跡で消えていた。ここ数年、雨量が増えていて、1000年以上も残っていた絵がここ数十年でかなり消えてしまうかもしれない。ナスカの地上絵は雨乞いの儀式用だったとも言われている。ほとんど雨の降らない土地だったのが、今ごろになって雨量が増えて絵が消えるというのは、なんともいえないものがある。


地上絵の研究に半生を費やしたマリア・ライヘが建てた展望台から見ると、絵はこんな感じ。ほとんどわからない。

ナスカの隣にあるパルパの地上絵も見る。こちらは斜面に描かれているので、下からもよく見える。
ナスカよりも古いとされているパルパの地上絵は、ナスカの絵に比べて素朴でどこか可愛らしく見えるが、ナイフを持った人物が生け贄の儀式をしているらしき像もある。

道沿いにはマンゴーやスイカを売る店がたくさんある。その一つによって、その場でマンゴーをむいてもらった。大きなマンゴーがひとつ約5−60円。おいしい。