黒沼ユリ子さんは来日を諦めたのか。本人の意志なのか、招聘側の意向なんだろうか。

メキシコで新型インフルの死者が150人近く出たという報告について、専門家がそんなにインフルエンザで死んでいるとしたら、感染者は1万人くらいいないとおかしい、インフルエンザそのものではなくて、インフルエンザで弱っていて、感染症で亡くなった人などが多いのでは、でないと、他国で見つかった症例との辻褄が合わないと言っていた。
よくわからんけど、確かに言えることは、日本のように、気軽に医者にかかったり、薬局で薬を買ったりできない人がたくさんいる国だということだ。そういう国の方が、世界の多数を占めるとは思うが。
また、メキシコ政府から全く具体的な情報が出てこないと言うけれど、そもそも、どこにどんな人がどれくらい住んでいるのか、完全に把握できるような国ではないのだ。
「辻褄が合わない」ことは、メヒコに関してはそんなに意外でないのだ。
冷房がギンギンに効いた高級車で移動する人もいれば、裸足で一日中ガムや飴を観光客相手に売り歩く子供もいる。北米の食品メジャーが開発した大牧場で働くために、大量に人が移住し、一気に「地元民」よりも「新住民」の数が増えている地域もある。そういう環境で出来た安い安い肉がはるばる日本にも来てるのだ。違法に開発された土地も少なくないと聞いた。
なので、死者150人近くと聞くと、もっといるんでは、とも思うし、本当に全て新型インフルエンザによる死者なのか、とも思うし、結局これはなかなか事情がわからないだろう。

メヒコ好きとしては、事態が悪化しないことを切に祈る。幼なじみの奥さんの親族も心配だ。
また、日本にもたくさんいるカルト商売の連中とその信奉者が、マヤ文明の長期暦の終末(後3年くらいだが)と重ねて、すわ、予言の時が近づいている、とか活気づくようなことが無いようにも、切に願う。