2014-01-01から1年間の記事一覧
遅ればせながらのご報告ですが、拙著『不思議で美しい石の図鑑』のiPhone iPad用のアプリ、Google Playアプリが発売になりました。アプリですので、書籍版とはレイアウトが全く異なりますが、本文、掲載されている石などはほぼ共通です(少しだけ追加があり…
朝、ブルームのBritzに行く。坊主頭くんは「代わりの車も用意してある」という。よし。ところが、坊主頭が奥に引っ込んで見えなくなって、かわりに出てきた女性のマネジャーが「近くの修理工場に持っていってくれない?」というではないか。 「それは困る。…
この日はHalls Creekから出発地のBroomeまで一気に650キロ走るしんどい日だ。しんどいのは仕方ないとして、道が単調なので居眠りが心配だ。コーヒーを作って、ユンケル顆粒を飲んで臨む。前々回、ハイウェイで一瞬カクッとなるという恐怖を体験していたので…
バングルバングルは夜かなり気温が下がる。テントは一部網戸になっていたので、結構寒かった。 このキャラバンパークはモモイロインコやRed Winged Parrotなど、オウム類が結構来る。Red Winged Parrotを群れで見るのは初めてだ。 公園までの道は確かにかな…
この日は縞々の奇岩で有名なバングルバングルBungle Bungleのキャラバンパークに泊まることになっていたが、迷ったあげく、Kununurraの少し東にあるKeep River National Parkに寄り、敷地内にある岩絵をちょっと見てからにすることにした。 岩絵のサイトは公…
宿泊したParry Creek Farmはウェブサイトにゴールデン・フィンチの写真が載っていて、娘がかねてから見たいと言ってので予約してみたのだが、翌朝、敷地内の水たまりで見ることができた。ごく小さな、非常にカラフルで可愛らしい鳥だ。顔が黒、赤、黄色と三…
Drysdale Stationを朝発ち、Gibb River Road に戻る。 出発前、同じDrysdale Stationのキャビンに泊まっていた60歳くらいのバイカーが近づいてきて、「あんた、どっちに行く?」と聞かれた。「南へ戻るんだけど」と答えると、「これを運んでくれないか」と、…
この日は岩絵探索のメインの日だ。Mitchel Plateauのキャンプ場からキンバリー地方北方のハイライトであるミッチェル・フォールズまで歩き、途中岩絵のサイトを二つ見て、さらにミッチェル・フォールズから、座標しかきいていないサイトを探して川の上流に歩…
Drysdale Stationを朝早く出発してKalumburu Roadを北へ。Kalumburuは北岸沿いのアボリジナル・コミュニティだ。途中これを西に逸れて、Mitchell Plateau Trackに入る。この道はKing Edward Riverを越えるのが最大の難所で、雨期が終わっても水量が多くて渡…
Mt. Elizabeth Stationの夜はものすごく冷えた。10度以下だったと思うが、さほど離れていないSilent Groveや翌日訪れたDrysdale Stationとなぜそこまで大きく気温が異なるのか不思議だ。標高も大して変わらないように思えるのだが。霜が降りたこともあるんだ…
Silent Groveキャンプ場を出て、近くのBell Gorgeに。段々になっている滝の下が大きなプール状になっている、美しく、泳ぎやすい場所なので人気がある。早速水に入るが、これが冷たい。とても長く入っていられない。 5mほどの高さの岩壁から飛び込む親父と尻…
明け方、テントのすぐ近くを動物が歩く音がした。テントのすぐ外、私の顔の近くで荒い鼻息が聞こえた。牛だった。 オーストラリアの放牧地は滅法広い。広大な放牧地に牛が完全に野生の状態で放し飼いにされている。なので、道路を群れや親子連れが渡ることも…
早朝にブルームを出発して東へ、キンバリー地方北部を横断する660kmのラフ・ロードであるGibb River Roadの入り口の町、Derbyに向かう。 今回はBroomeとWestern Australia地方最東端の町Kununurraの間を、前半は北側のGibb River Road、帰りは南側の舗装道・…
ダーウィンからWestern Austraria 地方の北岸の町Broomeへ。ここは明治時代から戦前まで、日本人の真珠採りが大勢いたことで知られている。家族で住んでいた者も多く、コミュニティーができていた。 真珠採りは重い潜水服を着て潜る過酷な仕事で、溺れたり潜…
成田を夜9時頃に出発し、ケアンズ経由でダーウィンに向かう。 Jetstarはこの3月までマニラ経由のダーウィン直行便を出していたのだが、1年ほどであっさり止めてしまった。行きは2時間ほどのコネクションで済むが、帰りがつながりが悪く、ケアンズに一泊し…
TBSラジオをお聞きくださった方々、ありがとうございました。意外な人から聴いたよと連絡いただきました。さて、今週末から再びオーストラリアに行ってきます。家族旅行ですが、仕事につながることになったので、取材旅行でもあります。 今回はオーストラリ…
7月23日(水)、TBSラジオで夜10時からやっている「荻上チキsession22」に出ます。24時頃からのコーナーで、『石の卵』の著者として呼ばれました。ラジオで石の模様や色についてどう話したらいいものか難しいところです。好きな曲を三曲かけるようになってい…
拙著『不思議で美しい石の図鑑』がiアプリ化され、発売になりました。本に収録された石の画像、テキストはほぼそのままで、レイアウトは独自のものになっています。書籍版との最大の違いは画像データが拡大可能で、石のディテールまで、透過光の美しい色彩再…
かねてからファンであった宮田珠己さんの新刊『いい感じの石ころを拾いに』(河出書房新社)が、少し前から発売になっています。河出書房新社のウェブマガジン上で連載していたものを単行本化したもので、私も取材をうけ、その後大洗に石拾いにもご一緒しま…
今週6月6日(金)から例年通り新宿の小田急第一生命ビルで開催される第27回東京国際ミネラルフェアの公式ガイドブックに4頁、写真と文章を掲載しました。おそらく来年も続けると思います。 公式サイトは以下に。 http://www.tima.co.jp/ 今年の特集はシーラ…
福音館書店の月刊誌『たくさんのふしぎ』で発表しました「石の卵」が、「たくさんのふしぎ傑作集」の一冊として単行本として発売になりました。石の卵 (たくさんのふしぎ傑作集)作者: 山田英春出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 2014/05/10メディア: 単行…
ジョワルビナの夜は寒かった。日中は30度を超える暑さだが、明け方は10度くらいではないかと思う。毛布二枚でも寒い。これは意外だった。 夜露で薪もすっかり湿気っている。夜、いろんな動物の声を聞いたが、明け方のディンゴの遠吠えが印象的だった。 車で…
Lauraの南西、オフロードを車で約1時間走ったブッシュの真ん中にジョワルビナ・ロック・アート・サファリ・キャンプ=Jowalbinna Rock Art Safari Campという名のキャンプ場がある。Percy Trezise=パーシー・トゥリーザイスという、画家で飛行機のパイロット…
ケープ・トリビュレーションから北へ、クックタウン方面に続く海岸に近い道を移動する。ほとんどがオフ・ロードで、まだ雨期が終わったばかりなので、川を越えられるかどうか心配だったが、ケープ・トリビュレーションのロッジの管理人が「問題無い」と言い…
昨年に続き、オーストラリアに、アボリジニの岩絵を撮影しに行ってきた。特に何かの仕事に結びつくわけでなないが、昨年カカドゥとアーネムランドで見た岩絵が大変印象深く、もっと多く、様々なものを見てみたいという思いにとらわれてしまった。 ブリテン諸…
昨年の春に続いて、今年もオーストラリアのアボリジニの岩絵を見に行くことにしました。昨年はノーザンテリトリーのカカドゥとアーネムランドでしたが、今年はクイーンズランドの北部にある大きな半島、Cape Yorkの付け根付近、Lauraという小さな町周辺のQui…
先週土曜の新宿ネイキッドロフトのトークイベントの前半部分の録画が公開されました。 http://www.ustream.tv/recorded/46410623イントロからストーンヘンジまでの話です。二、三完全に言い間違ってるところがありました。夏至の日の太陽は一年で一番弱い云…
昨日の新宿ネイキッド・ロフトでのイベント「旅人の夜 第24夜 山田英春の巨石をめぐる旅」無事(?)終了しました。 何分初体験でしたので、時間配分がきちんとできず、最初はすごく詳しく、後半かなり急いで、アイルランドについて紹介できなかったのが申し…
4月19日、新宿のネイキッド・ロフトで「旅人の夜」というシリーズで開催されているイベントにゲストで呼んでいただくことになりました。 イギリス・アイルランドの巨石探訪の旅に加えて、マルタ島、中南米など、先史時代の巨石遺構を尋ねた旅についてお話し…
『巨石 イギリス・アイルランドの古代を歩く』(早川書房)を出してから今年で早8年。4000年から5000年も前の遺跡の話なので、8年という時間など全く問題にならないと思いきや、ここ数年、ストーンヘンジに関するかつてない規模の調査が行われ、これまでの定…