2012-01-01から1年間の記事一覧

コロンビア滞在10

今日は最終日。ビジャ・デ・レイバという北東の古い町とその近くのラキラという村に日帰りで行き、深夜に帰国の便に乗る。 ビジャ・デ・レイバはバスで3時間ほどだが、途中3000メートル級の山を越えていくことになる。 3000メートル級のわりには木が多く生…

コロンビア滞在9

山から降りてボゴタに戻り、今日は一日メデジンに行く。ティエラデントロにもう一日いたいところだったが、メデジンの北東にピエドラ・デル・ペニョールという巨大な花崗岩の一枚岩があり、「巨岩」分野では有名なのだ。私はどちらかというと人が置いた石の…

コロンビア滞在8

今日は本当は午前中はティエラデントロにいて、午後移動する予定だったが、宿の主人が朝早く出た方がいいという。道路事情とかでどうなるかわからないからと。 宿はカルロスが紹介した宿で民家の一部屋を貸しているような感じだ。背のとても低い夫婦がやって…

コロンビア滞在7

朝6時にサン・アグスティンを出て、カルロスとピタリト、ラブラタ、ティエラデントロと移動。 ラプラタからティエラデントロは乗り合いタクシーだ。交通手段はいろいろあるが、乗り合いタクシーが一番安い。後ろが幌つきのベンチシートになっているが、どん…

コロンビア滞在6

1970年代前半に放映されたNHKの「未来への遺産」では、草原に立つ二つの石像を紹介していた。ひとつは四角い目、口と段々になっている前髪と、とても抽象的な様式で、ずっとそれをサン・アグスティンの石像の代表的なイメージとしてもっていた。ところが、丸…

コロンビア滞在5

今日は終日昨日のかわりにジープで山の上の方までいく。運転はアニワルの息子ヴィクトルだ。まだ15歳くらいに見えるけど、慣れたもんだ。あれ、昨日は何故に息子が運転しに来なかったのかな...。 ヴィクトルは英語の歌は聴くが、全く話せないので会話はほ…

コロンビア滞在4

今日は終日ジープで山奥まで行く予定だったのだが、朝になってみたらジープは来ないと。何故に?昨日払ったでしょ? 「たしかに、ジープが来るはずだったけど、来ないことになった」というような感じのことをアニワル氏はスペイン語で言うのだが、よくわから…

コロンビア滞在3

ボゴタから国内線でNeivaへ。Neivaからバスで約4時間強でPitalitoに。さらにバスを乗り換えて山間のSan Agustin着。腰痛持ちなのでバスが辛いかなと思っていたが、意外にいいマイクロバスだった。朝7時半の飛行機に乗って午後4時近くに到着。サン・アグス…

コロンビア滞在2

終日ボゴタをうろうろする。まずは「黄金美術館」。別に黄金好きというわけではないけれど、プレ・コロンビア時代のコロンビア(まぎらわしい)は黄金細工がものすごく豊富だったのだ。コスタリカの黄金美術館も凄かったが、展示数ではずっと多いように思う…

コロンビア滞在1

成田を午後3時半頃に出て、同日の23時過ぎにコロンビアに到着。ほぼ22時間だ。 アトランタ経由だが、空港の待ち合いのあちこちに充電用のコンセントと USB コネクタがあるのに驚いた。 アトランタ〜ボゴタ便はちょうどキューバの上空で急病人が出てマイ…

San Agustin

この時期に滅多にないのだが、気がつけば来週から再来週半ばのカレンダーが白い。フリーでそれはまずいんじゃないか....とも思うが、これは何かのおぼしめしと考え、かねてから行きたいと思っていた南米の遺跡に行くことにした。何かの役にたつかしらとtwitt…

「卒原発」党はいいとして、小沢党が加わるとなると全く信用できず。小沢本人を含め、いったい彼らの中の誰がこれまで真剣に原発について発言してきたというのか。反原発票を集めておいてのらくら詭弁を弄しつつ陳情政治をするような姿しかイメージできない。

酉の市

事務所の近所にある大鳥神社に酉の市を見に行く。縁起物がてんこ盛りになっている。フクロウが入っているのは池袋仕様か。

内在光

拙著『不思議で美しい石の図鑑』の読者レビューで、「片頭痛の時に見える模様に似た模様の石がある」と書いている方がいた。私は経験したことがないが、これはよくあることらしい。 目をつむってまぶたを押さえていると、目の中(?)にちょっとサイケデリッ…

ショーヴェ洞窟壁画

新百合ヶ丘にヴェルナー・ヘルツォークのドキュメント映画『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』を観に行く。ヘルツォークは『アギーレ神の怒り』『ノスフェラトゥ』など好きな映画の多い監督だが、今年はドタバタしていたので、この映画の公開を知らな…

電子書籍用に写真データを整理した。 印刷用にCMYK分解された画像では再現できない色域があり、よりオリジナルに近い色が出せるというのは、デジタルデバイスの強みでもある。ただ、印刷物と違って、どのような端末で見るかというところまでは全く管理できな…

山田うどん問題について

北尾トロとえのきどいちろう両氏が山田うどんについて熱く語っていたのは知っていたが、単行本まで出るとは。 私も三多摩は国分寺育ちなので、幼少時から街道沿いの店舗など、家族で車で出かけるときによく見かけていたが、入ったことがなかった。 山田うど…

出版社に入社して以来、30年近くお世話になっている製版・組版会社の会長さん、大番頭さんと事務所の隣の新潟料理屋で会食。30年近くとは言っても、直接お世話になったのは約4年、以後は出版社を通してだが、最も長くお付き合いのある業者さんだ。 今はDTPと…

『不思議で美しい石の図鑑』4刷りが出来た。今回テキストは「茨木(!)県」の誤植修正のみ。関西人でもないのに、なんでこんな誤植を....しかも3刷りになるまで誰も気付かなかったとは...。恐るべし。 写真は北米モンタナ州で採れるモンタナ・モス・アゲー…

宇佐見英治の『石を聴く』を読む。 岩石、鉱物から石塔、石仏、石垣や礎石まで、石に関するエッセイを集めたものだが、文学者であり、詩人であり、さらに地学的知識も豊富な著者ならではの、明晰でイメージ豊かな言葉に溢れていて、読後感も清々しかった。 …

ハロウィンにモスマン

朝、駅前の商店街に入ると、中年男の野太くも黒い笑い声がスピーカーから響いた。 一瞬ぎょっとしたが、マイケル・ジャクソンの「スリラー」だった。次に「Xファイル」のテーマがかかった。翌朝は「アダムズ・ファミリー」、さらに翌朝は「ゴースト・バスタ…

ようやく秋らしい陽気になってきたので、朝、黒目川沿いを二駅分歩くことにした。引っ越しなどもあって何かと車を使うことが多かったので、すっかり足腰が弱くなってしまったのだ。 久しぶりに見る黒目川は川岸に桑の木が数多く茂っていて、随分と印象が変わ…

エッセイストの宮田珠己さんが河出書房新社のウェブサイトに連載している「いい感じの石ころを拾いに」に、先日いらした時のことを書いていただいた。こっ恥ずかしいけれど嬉しい。 http://mag.kawade.co.jp/ishikoro/宮田さんの旅行エッセイは、通勤中に読…

ips細胞のニュースで、一番驚いたのは、川崎重工が細胞培養事業をしているということだった。バイオメカ企業、とか呼ばれるようになるんだろうか。映画『プロメテウス』に出てくるアンドロイドには「ウェイランド社」の刻印が入っているが、将来内蔵にkawasa…

Agua Nueva Agate

メキシコ・チワワ州産のアグア・ヌエヴァ・アゲートはラグーナ・アゲート、コヤミト・アゲートに並んで質の高い瑪瑙だ。ラグーナ、コヤミトがほぼ取り尽くされてしまったのにたいして、定期的に採掘が行われていて、最近も良質なものが多く出回っている。埋…

デロール

パリにある剥製や標本を扱うお店デロールは2008年に火事で焼けてしまった。17世紀頃のクンストカマーの雰囲気を残していて、写真家の今森光彦氏の『好奇心の部屋デロール』(福音館「たくさんのふしぎ」)で知って以来、是非行って見たい場所のひとつだった…

雨の西伊豆

ザーザー降りの中を西伊豆に潜りに行く。長かった残暑が嘘のような急転直下の天候で、海も荒れていたので、視界悪し。寒くて娘は浜の風呂から出られなくなってしまった。 それでも海の中は面白い。こんな草間彌生が作りそうなブツブツとモコモコが合体したサ…

エッセイストの宮田珠己さんが事務所にいらした。河出書房新社の編集者Tさんもご一緒に。先日のブログで紹介したように、宮田さんは今河出書房新社のウェブサイトで「いい感じの石ころを拾いに」を連載開始している。 http://mag.kawade.co.jp/ishikoro/Tさ…

宮古島の海岸で見事な「脳」をみつけた。 海岸でタカラガイを探していた途中、浜に打ち上げられた脳サンゴの見事な「脳っぷり」に感動し、持ち上げてみたが、あまりの重さに放棄。が、戻り道、どうしても気になるので家族会議にかけたところ、これは棄て難い…

イダー・オーバーシュタイン

keitouboxさんのブログにドイツの瑪瑙の聖地、イダー・オーバーシュタインの濃厚な探訪記録が。 http://d.hatena.ne.jp/keitoubox/?of=16 アイスクリーム屋のドアの把っ手にまでジャスパーが使われている、まさに瑪瑙の街。あぁ、行ってみたい。 大陸部のヨ…