石と賢治のミュージアムで「不思議で美しい石の世界」展開催中

岩手県一関市にある「石と賢治のミュージアム」で、私の模様石のコレクションの展示が行われています。「不思議で美しい石の世界」と題して、約100点強のメノウやジャスパー、風景石などを展示しています。 不思議で美しい石の世界 不思議で美しい石の世界

「先史時代の岩絵の世界」その5

先史時代の岩絵の世界第5回(最終回) ブラジル/「最初のアメリカ人」の謎 南北アメリカは人類が最後に移り住んだ大陸で、今から1万5000年以上前、私たちと同じモンゴロイドの一団が、アジアから凍結したベーリング海峡を渡って入ったのが最初だ──。こ…

「先史時代の岩絵の世界」その4

先史時代の岩絵の世界第4回 アルジェリア/「緑のサハラ砂漠」の記憶 アルジェリア東部、見渡すかぎり不毛の地が続くサハラ砂漠の真ん中に、2頭のキリンの絵が彫られた岩がある。砂と岩山しかない周囲の環境とあまりに不釣り合いだが、この絵はサハラの遠い…

「先史時代の岩絵の世界」その3

先史時代の岩絵の世界第3回 インドネシア・スラウェシ島/人類最古の絵はどこに? 「人類最古の絵」はどこにあるのか──。 これまで美術の歴史をたどる書籍などで、最初に紹介されるのは決まってラスコーなど、ヨーロッパの洞窟壁画だった。これらは主に約3…

「先史時代の岩絵の世界」その2

「先史時代の岩絵の世界」第2回 「オーストラリア 秘境に残るなぞ多き人物画」 オーストラリア北東部の壁画に、棒のような体の小さな人物像が見られる。「踊る人」と呼ばれてきたが、ミミという、人間に絵を描くことなどを教えた精霊の姿なのだともいわれる…

「先史時代の岩絵の世界」その1

『しんぶん赤旗』に4月27日から5月22日まで、全5回で「先史時代の岩絵の世界」という連載を執筆しました。ここ数年続けてきた岩絵の取材をもとに書いたものです。許可を得てここに再録します。 「先史時代の岩絵の世界」第1回 「オーストラリアの先住民居住…

『花束の石 プルーム・アゲート』(「不思議で綺麗な石の本」シリーズ 創元社)刊行しました。

コロナで引き篭もりの真っ最中に、新刊『花束の石 プルーム・アゲート』を刊行しました。昨秋に刊行した『風景の石 パエジナ』に続く、「不思議で綺麗な石の本」シリーズの一冊です。私の持っているものに加えて、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本のコレク…

南ア岩絵撮影行 その後

南アから戻ってから2週間以上経った。膝の怪我は近所の接骨医に診てもらったところ、骨が折れている、と。目白の整形外科でレントゲンを撮る。幸い、ヒビが入ってはいるが、浅く、ギプスまでする必要はないと。サポーターをつけて一ヶ月半くらいで治るだろう…

南アフリカ岩絵撮影行 12日目(最終日)

この日はケープタウンまで約3時間かけて戻り、博物館に寄ってから帰国の予定だ。 朝、宿の主人に挨拶しようかと思ったが、家のドアが格子でしっかり閉じられている。今朝出ることは知っているはずなので、少し車のエンジンをかけて待ってみたが、反応無し。…

南アフリカ撮影行 11日目

この日はCederberg Wildernessの中心部へ降りていく。昨日うろうろしていたのは北縁の部分で本丸はもっと南なのだ。 朝、宿は朝食は出ないのでClanwilliamに行き、スーパーマーケットの二階にある小さなカフェでイングリッシュ・ブレックファストを。スーパ…

南アフリカ岩絵撮影行 10日目

今日から北へ200キロ以上移動してCederberg Wilderness 公園に入る。Cederbergは何を読んでも真夏はともかく暑い、日中は歩けたものではないとある。40度以上と。宿の主人も「暑いよ」と。涼しいケープタウンからそんなに遠くないのにと思うが、気候は「全く…

南アフリカ岩絵撮影行 9日目

今日は岩絵撮影は無しで、ケープ半島を巡る。宿の主人の勧めでまず少し北上して時計周りに回ることにした。近くに植物園があり、ちょっと興味あったがスルーする。戻ってきて余裕があったら見ることにしよう。 東海岸沿いに鉄道が走っている。列車が通るとこ…

南アフリカ岩絵撮影行 8日目

今日はダーバンに戻ってケープタウンに飛ぶ。ダーバンまで約3時間。宿の朝食前に出なくちゃならない。膝に昨日買った冷えたケンタッキーの箱を乗せ、かじりながら走る。最低な感じの朝ごはんだ。 ここでは一般道でも100キロくらい出してないと追い抜かれる。…

南アフリカ岩絵撮影行 7日目

一晩開けて少し膝の痛みも和らいでいたが、とてもじゃないが長く歩けない。仕方ないので今日は一日休むとする。今日訪れる予定だった岩絵サイトの絵は大勢の人が行進しているようなユニークなもので、ぜひ見たかったのだが、昨日のGame Pass Shelterの絵が本…

南アフリカ岩絵撮影行 6日目

(一度書いたのだが、パソコンが壊れたため再び。) 今日は満を持してGame Pass Shelterへ。やはり雨降りなので本当にガイドが来るかも心配だったが、途中の道が気になる。昨日もハンドルをとられるほどぬかるんでいたが、昨夜はかなり降っていた。もうすご…

南アフリカ岩絵撮影行 5日目

昨夜からずっと雨が降っている。こちらは真夏だが、雨期で、長ければ一週間雨続きということがあるようだ。今年は雨が全く少ないようだが、天気予報を見ると、ほとんど毎日雨マークがついている。 今日はこのエリアでもっとも重要かつ絵の状態も良いとされる…

南アフリカ岩絵撮影行 4日目

この日はひとつ南にある渓谷の終点にあるInjisuthiからBattle Caveに岩絵を見に行くことになっている。Battle CaveはDrakensbergの代表的な壁画のひとつなのだが、どこに問い合わせても返事が来なかった。いくつかのウェブサイトに載っていたメールアドレス…

南アフリカ岩絵撮影行 3日目

やはり3時過ぎに目がさめる。 朝食は8時からとちょっと遅い。あれこれしながら起きていた。朝日が山脈の岩峰にあたって美しい。ダーバンで見た猿がグループでうろうろしている。昨夜はカエルの鳴き声がすごかった。ここは池の真ん中にせり出した特別なコテ…

南アフリカ岩絵撮影行 2日目

時差もあり4時頃に目が覚める。朝からスポーツチャンネルでラグビーの試合をやっている。朝からラグビーは重い。 明るくなって車に荷物を入れに行くと、猿が二匹屋根の上をうろついていた。尾の長い顔の黒い猿だ。 ダーバンの猿 昨夜は若い女性が応対したが…

南アフリカ岩絵撮影行 1日目

東京から約27時間かけて南アフリカの東側の沿岸の町ダーバンに着く。エミレーツ航空でドバイ経由。ここのところドバイ経由が多い。ブラジル、アルゼンチン、アルジェリアとドバイ経由だった。感じも悪くない。夜のトランジットには無料のホテルがついてくる…

ボルネオ島をあきらめて、南アフリカにサン人の岩絵の撮影に行きます。

明日から南アフリカにサン人の岩絵の撮影に行く。 サン人はブッシュマンの呼称で知られた人たちで、かつてはアフリカ南部に広範囲に住んでいた狩猟採集民だ。南東部の都市ダーバンの北、南アフリカの中の独立国レソトの東側に南北に延びるMaloti-Drakensberg…

南アフリカにサン人の岩絵の撮影に行きます。

明日夜から南アフリカにサン人の岩絵の撮影に行きます。サン人はブッシュマンの呼称で知られていた人たちで、かつてはアフリカ南部に広範囲に住んでいた狩猟採集民です。南東部の都市ダーバンの北、南アフリカの中の独立国レソトの東側に南北に延びるDrakens…

12月1日の浅草石フリマに参加します。

12月1日、「浅草石フリマ」に参加します。イタリアはフィレンツェ近郊で採れるパウル・クレーの絵のような模様の石「アルノーの緑」、インドネシアのイリース・アゲート、また著書などを販売します。 http://takama.ne.jp/isi_fleamarket/?fbclid=IwAR09MsVg…

風景の石 パエジナ (不思議で奇麗な石の本) 作者: 山田英春 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2019/11/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 新刊が出ます。 11月15日、イタリア、主にトスカーナ地方で採れる風景画のような模様をもつ石パエジナ…

アルジェリア、タッシリ・ナジェール岩絵撮影行・その11(最終日)

現地滞在10日以上という、私にとって最近では長めの旅行もこの日で最後。海外に自分でテントを持っていくのも、1週間以上キャンプするのも初めてで、新鮮な経験だったが、あっという間だった。 昨夜は久しぶりにシャワーも浴びて、すっきりして寝た。砂漠は…

アルジェリア、タッシリ・ナジェール岩絵撮影行・その10

キャンプを出て、舗装道路に戻る。1週間滞在したTadrartから離れることになった。 道路に戻ったが、初日にキャンプしたTin Aressouの15キロほど東で再びオフロードに入り、南へ向かう。Tadrartは奇岩地帯だったが、この付近には限りなく平坦な風景がある。 …

アルジェリア、タッシリ・ナジェール岩絵撮影行・その9

夜明け前に星空の撮影をした。着いたときはとても細い月だったが、今はちょうど半月くらいで夜遅くまで月が出ているため、月が沈んだ後でないと小さな星は見えない。 Oued In Djeraneへ戻る途中、いくつかのサイトを見る。有名なアーチ状の岩も見た。ここは…

アルジェリア、タッシリ・ナジェール岩絵撮影行・その8

砂漠で1週間も過ぎると一日がはやく感じられる。あまりに淡々としているからか。さっきテントを畳んだと思ったら、もう設営、また解体、また設営....そんな印象だ。 アンドラスとロバートはテントは面倒だからと気温の高い日は地面にマットを敷いてその上に…

アルジェリア、タッシリ・ナジェール岩絵撮影行・その7

昨夜とうってかわってすっきりと晴れた。朝、変化をつけるためガチガチのパンにはちみつとチーズを塗ってみた。悪くない。 ところで昨日からやたらとハエがたくさんつきまとっている。これは自分、相当ハエが好むような臭いを放っているのでは、なんせ5日もT…

アルジェリア、タッシリ・ナジェール岩絵撮影行・その6

夜、砂丘と満点の星空という情景を期待したが、珍しく初めての全面曇天。日中の天候も心配されたが、すっきり晴れた。 明け方は5度(エレーナが温度計を持っていて教えてくれる)。かなり冷える朝だった。さらに北へ進み、Tadrartを横断する二番目に大きな谷…