2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ベン・シャーン「ここが家だ」

アメリカの画家ベン・シャーンの「ここが家だ」という絵本が出版された。絵本といっても、シャーンが残した絵にアーサー・ビナードという現代の作家が言葉を添えたものだ。1954年にアメリカのビキニ環礁での水爆実験で被爆した第五福竜丸と亡くなった無線長…

最近まで、ボブ・ディランのアルバムを、ほとんどきちんと聞いたことがなかった。唯一繰り返し聞いたことがあったのは「欲望」で、これはたしか中学3年のときに出たアルバムだ。修学旅行先で数人で入った喫茶店で「One more cup of coffee」が流れていたのを…

仕事部屋を片付ける。

数年ぶりに仕事部屋や倉庫を本格的に整理・掃除した。机の下、本棚の上などに積み上げてあった古い雑誌やパソコンソフトの箱などを片付けたら、とんでもない容積のゴミになってしまった。とっておけば役に立つこともあるかなと思っていた諸々の資料や小間物…

ニューグレンジの冬至

今年の冬至の夕日は、残念ながらメーズ・ホウのあるオークニーでは雲に隠れてしまい、「イベント」は見られなかったようだ(数日前の日記を参照してください)。一方、アイルランドのニューグレンジの遺跡周辺では、冬至の朝は良く晴れたようで、正面の入り…

石原慎太郎の「豪勢な世界旅行」が話題になっている。ガラパゴス島への4日がかりのクルージングに206万円かかっているとか。「あれは何?」「陸イグアナです」「んじゃ、あれは?」「海イグアナです」「ほう...」みたいな感じの映像をニュースで見た(アバウ…

東京ミネラルショー

池袋のサンシャインシティー文化会館で開かれている鉱物と化石の展示販売会、東京ミネラルショーに行ってきた。毎年この時期に開かれているが、年々、参加店数が増えているように思う。6月に新宿で開かれる国際ミネラルショーがあまりに混雑しているので、こ…

冬至とメーズ・ホウ

『巨石』の出版を機にブログを始めました、と言っておきながら、なかなか巨石文化のことを書いていないので、久しぶりに。 スコットランドの北端の沖合に点在するオークニー諸島には非常に規模の大きな巨石遺構が残っている。ブリテン島周辺でも最も大きな規…

サンタクロースはどこから来たんだろうか

世間がだんだんクリスマスめいてきた。それにしても後半月ほどで年が終わってしまうという実感がない。ライブドア事件とか、マンション偽装問題とかからもうそんなに時間が経ったのか。 娘が私あてのプレゼントをつくるから、見るな、ここにいるな、と言いだ…

幻想怪奇文学評論家の東雅夫さんの著書『クトゥルー神話事典』の装丁を、クラゲやヒトデやイカの図像と遺跡の写真を使ってイメージを作ってみた....というと、なんだか下手物大集合といった響きだけれど....。東さんには仕事だけでなく、私の本『巨石』のレ…

ミスター・ボージャングルズ

サラ・ヴォーンがポピュラーソングを歌ったものばかり集めたCDがなかなかよかったので、今度はなんとなくニーナ・シモンのベスト盤を聴いてみた。21曲、I Put A Spell on YouとかDon't Let Me Be MisunderstoodなどのスタンダードからビートルズのHere Comes…

クラウト・ロック

10代に熱心に聴いた70年代前半のドイツのロック関連のDVDを二枚買った。最近あまり聴くこともないが、最も大きな音楽体験のひとつだったわりには、当時全くと言っていいほど情報がなかったジャンルだった。映像などは言うまでもなくほとんど見られず、「フィ…

江戸東京たてもの園

家族で小金井公園に散歩に。ここの「江戸東京たてもの園」が好きで、何度か入っている。建物そのものも面白いが、200年くらい経過している古民家の囲炉裏に火がはいっていて、火を見ながらお茶を飲めるようなオープンな感じがいい。多くのボランティアに支え…

アンティキティラの機械

読んではいないけれど、30日の読売新聞に、「アンティキティラの機械」の復元に成功、というような記事が出たらしい。「アンティキティラの機械」というのは、ギリシアのアンティキティラ島近辺の沈没船から見つかった、青銅の歯車が組合わさった何らかの機…

実相寺昭雄の死とメトロン星人の出身地について

最近コンビニのおでんを食べることが多い。コンビニのおでんの大根、あれはどうやって味付けしているんだろう。回転の速いコンビニで、煮込んで味を付けているわけではない。あらかじめ味付けしたものを入れているのだ。大根は妙に味が濃く、甘みがある。出…