2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

宇佐見英治の『石を聴く』を読む。 岩石、鉱物から石塔、石仏、石垣や礎石まで、石に関するエッセイを集めたものだが、文学者であり、詩人であり、さらに地学的知識も豊富な著者ならではの、明晰でイメージ豊かな言葉に溢れていて、読後感も清々しかった。 …

ハロウィンにモスマン

朝、駅前の商店街に入ると、中年男の野太くも黒い笑い声がスピーカーから響いた。 一瞬ぎょっとしたが、マイケル・ジャクソンの「スリラー」だった。次に「Xファイル」のテーマがかかった。翌朝は「アダムズ・ファミリー」、さらに翌朝は「ゴースト・バスタ…

ようやく秋らしい陽気になってきたので、朝、黒目川沿いを二駅分歩くことにした。引っ越しなどもあって何かと車を使うことが多かったので、すっかり足腰が弱くなってしまったのだ。 久しぶりに見る黒目川は川岸に桑の木が数多く茂っていて、随分と印象が変わ…

エッセイストの宮田珠己さんが河出書房新社のウェブサイトに連載している「いい感じの石ころを拾いに」に、先日いらした時のことを書いていただいた。こっ恥ずかしいけれど嬉しい。 http://mag.kawade.co.jp/ishikoro/宮田さんの旅行エッセイは、通勤中に読…

ips細胞のニュースで、一番驚いたのは、川崎重工が細胞培養事業をしているということだった。バイオメカ企業、とか呼ばれるようになるんだろうか。映画『プロメテウス』に出てくるアンドロイドには「ウェイランド社」の刻印が入っているが、将来内蔵にkawasa…