2015-01-01から1年間の記事一覧

ウェブサイト大幅更新

6月-7月のオーストラリア岩絵撮影行をウェブサイトLithos Graphicsに反映しました。 http://www.lithos-graphics.com/australia/australiatop.html 解説は本当に簡単なもので済ませましたが、ウェブでオーストラリアの岩絵を紹介しているものとしては、現在…

オーストラリア岩絵撮影行・11日目(カカドゥ国立公園)

実質的な最終日だが、ダーウィンからケアンズに戻る飛行機は夜なので、かなり時間がある。やはり最後まで岩絵撮影に時間を使うことにし、ノーランジーとともにカカドゥ国立公園内の岩絵サイトとして知られる、ウービルに行く。途中までは昨日訪れたオーエン…

オーストラリア岩絵撮影行・10日目(再びアーネムランドに)

この日は最初にオーストラリアに訪れたときにも参加した、アーネムランドのオエンペリ(=グンバランニャ)とインジャラクの丘に行く日帰りツアーに参加する。Lord's Kakaduというツアー会社でオエンペリから許可を得ている少ない会社のひとつだ。アーネムラ…

オーストラリア岩絵撮影行・9日目(カカドゥ国立公園)

朝サファリから行きと同じパイロット、同じ飛行機に乗ってジャビルに戻る。 今日は一日フリーだ。前回行けなかったジムジム・フォールズなど、カカドゥ国立公園の有名なスポットに行く手もあったが、どうせなので、カカドゥ国立公園内の岩絵サイトを再訪し、…

オーストラリア岩絵撮影行・8日目(アーネムランド)

今日も朝から一日岩絵を見て歩く。宿泊したキャビンは網戸しかないので、明け方はかなり寒かった。ヒートテックを持っていって正解だ。 一般の客は釣りとか、クルーズとか、いろいろメニューがあるのだが、私はひたすら岩絵を見せてほしいと頼んである。最初…

オーストラリア岩絵撮影行・7日目(カカドゥ国立公園・アーネムランド)

今日からアーネムランドの中にあるDavidson's Arnhemland Safariに二泊することになっている。アーネムランドの西北、伝統的にAmurdak語を話すUlba Bunidj族の土地で、Max Davidsonマックス・デイヴィッドソンが地権者から土地を借りる形で1986年から、フル…

オーストラリア岩絵撮影行・6日目(キャサリン・ニトミルク・カカドゥ国立公園)

キャサリンからニトミルクNitmiluk国立公園に向かう。カカドゥ国立公園のすぐ南に位置するこの地域はJawoyn族が住むエリアで、ニトミルクとはセミのドリーミングの地(セミの精霊とそれをトーテムとする人たちと深いかかわりのある場所)という意味だという…

オーストラリア岩絵撮影行・5日目(ケアンズ・ダーウィン・キャサリン)

今日は移動の日だ。ケアンズを昼過ぎに発ち、ダーウィンへ。さらにスチュワート・ハイウェイを南に300キロ強下ってキャサリンに。 スチュワート・ハイウェイはダーウィンから大陸のほぼ真ん中にあるアリス・スプリングスを通り、南海岸のポート・オーガスタ…

オーストラリア岩絵撮影行・4日目(ジョワルビナ・ローラ・ケアンズ)

朝、少し周辺を散歩した。枝からたくさん根が出ている面白い木がある。マングローブとかではない。雨期にはここまで水に浸かるということだ。8時過ぎに出発の準備を始めた。今日は空腹で歩くのはごめんだ。リンゴを二個カバンに入れた。 早々に老夫婦がやっ…

オーストラリア岩絵撮影行・3日目(ローラ・ジョワルビナ)

夜明けと同時に外に出る。やはり寒い。が、ロイスは外にテントも無しで寝たようだ。 「一昨日は少し離れた木の下に寝たんだけど、すぐ横を牛が何頭も通って、踏み殺されそうで怖かった」と。こちらの放牧は完全に放ったらかしなので、牛があちこち適当に移動…

オーストラリア岩絵撮影行・2日目(ローラ・ジョワルビナ)

日の出は6時半過ぎだ。真冬なので、一年で一番日が短い。明け方はやはり結構寒く、スティーブが用意しくれた毛布にシュラフを開いた物を載せて丁度いい感じだった。昨日エレンの友達が「夜も暑い」とか言っていたが、やはり白人は体温が高いのかと思う。は…

オーストラリア岩絵撮影行・一日目(ケアンズ〜ローラ)

前回書いたように、四度目、そしておそらく最後のオーストラリア撮影に来た。 ケアンズに朝5時過ぎに着き、レンタカーを。今回もエクストレイルかアウトランダーという簡易な4WDを予約しておいた。4WDと明記はされていないが、車種としては4WDと考えるのが普…

アボリジニの壁画撮影行、(多分)ファイナル

今週金曜の夜から再びオーストラリアにアボリジニの壁画の撮影に出かける。おそらく何か新しい展開が無いかぎり今回が最後になると思う。今、子ども向けの雑誌に書く予定がほぼ決まっているが、それだけではなかなか続けられない。オーストラリアは物価がす…

『インサイド・ザ・ストーン----石に秘められた造形の世界』刊行されました。

東京国際ミネラルフェアで先行販売しましたが、今日からamazonなどでも発売が開始されました。今回は前作とは趣が変わり、石の模様のディテールを見せるビジュアルブックです。高解像度で、石の内宇宙を覗く面白さを書店で是非お試しください。今回はシュリ…

東京国際ミネラルフェア終了

5日間のイベントが終了しました。昨夜全て撤収し、今朝事務所に持って来ていただきましたが、来週末にはオーストラリアの取材に行くので、片づけている暇があるかどうか。どうか、中で割れていませんように。 特別展と講演にはいろんな方に来ていただいて感…

東京国際ミネラルフェア・特別展

第28回東京国際ミネラルフェアも今日で3日目、特別展にも多くの方に来ていただいた。 当初どれだけ置けるのか見当もつかなかったので、かなり多く持っていってしまったが、置けるだけ無理やり置いてしまった。本も多くの方に買っていただきました! 本日の講…

第28回東京国際ミネラルフェア・特別展について

毎年6月頭に新宿の小田急第一生命ビル1階で開催されている東京国際ミネラルフェアですが、今年の特別展のテーマは「鉱物の不思議で美しい模様と結晶」です。 協会からお声掛けいただき、今年の展示の約2/3を私が担当することになりました。『不思議で美しい…

ギブ・リバー・ロードのロードハウスが閉店に

昨年夏に家族で訪れたオーストラリアの有名なオフ・ロード、ギブ・リバー・ロードのDerbyに近い場所にあったIMINTJI ROADHOUSEが閉店することになった。燃料はもちろん、日用品も売っていて、カフェ・軽食も充実していたこざっぱりしたロードハウスで、私た…

新刊の詳細が決まりました

拙著の詳細が決まりました。タイトルは『インサイド・ザ・ストーン--石に秘められた造形の世界』です。 仕様は前作と同じB5変型判で、頁数もほぼ同じ160頁フルカラーです。今作は石の図鑑ではありませんで、石の模様の美しさ・面白さを大きく伸ばした写真で…

2015年、本年もどうぞよろしくお願いいたします

昨年は通常の書籍の装丁業務に加え、ゴールデン・ウィークにオーストラリアのクイーンズランド北部に、8月上旬に同国キンバリー地方に、それぞれ家族とアボリジニの壁画を撮影に行きました。詳細はブログで日記も書きましたが、一昨年に初めてオーストラリア…