オリンピック

つい、カーリングをフルで見てしまう。これが長い。でも面白い。中国戦は調子悪かったが、カナダ戦はおしかった。
腰パンの子もおしかった。それにしても、批判されたので応援を中止しときます、という大学の対応の情けなさ。様々な場面で、クレームを受ける、あるいは受けそうになると「やめとこうか?」という悪い病気が蔓延している。小学校なども、このてのことのオンパレードだ。
自信の無さがひるがえって不信・不寛容になって、さらに圧迫感を生む。なんともいやな雰囲気だ。

テレビも本当にたちが悪い。制服をだらしなく着てた高校生と同じ程度の話を、「品格」やら「反省」やら騒ぎ立てて「俺らしさ」とかいうものとの必要の無い対立軸を作っておきながら、「大きな騒ぎになってます」って言われてもなぁ。全国ネットの大メディアが一日中繰り返しやるようなことなのか。また、政治家に対しても同じだが、記者会見での質問のしょうも無さ。新聞・テレビの危機というけれど、日本の場合、深刻なのは間違いなく構造的危機より内容の程度の低さだと思う。

ところで、カーリングの石はスコットランド南西の小さな島エールサクレーグで採れる花崗岩を使うらしい。他の場所から採れた石とそんなに違うんだろうか。
この島は本当に小さな無人島だが、丸みのある、まんじゅうのような、見る角度によってはおにぎりのような形をしていて、印象的だ。巨石遺構のたくさんあるダンフリーズ・ギャロウェイ地方から西海岸沿いをエアに向かって走ると、よく見える。巨石の写真を撮り歩いていたとき、何度も西海岸沿いを走ったが、「おにぎり島」と呼んでいた。島全体が花崗岩の塊のような感じだ。
このへんの海岸ではピンク、オレンジ味のある色の綺麗な縞メノウが採れる。拾う人が多いので、嵐の後でもないと大きなものは揚がらないだろうが、砂利の中には小さなメノウが結構入っている。