「縄文世界とストーンサークル」

カーリングの対イギリス戦は見応えがあった。イギリスチームの19歳のスキップも格好いい!

土曜、師匠に誘われて、秋田県にある縄文時代の二つのストーンサークル大湯環状列石と伊勢堂岱遺跡に関するフォーラムを聞きに東京国際交流館へ。世界遺産登録へ向けた活動の一環とのことだった。
小林達雄氏らの話で、興味深かったのは、サークルから出た遺骨の数の話だ。
大湯の遺跡は埋葬用施設ともいわれているが、遺骨の数が約200体と非常に少なく、近隣に共同墓地があることから、埋葬を主目的としたものではないのではないか、というものだ。
埋葬用施設と言われてはいるが、遺骨の数が極端に少ないというのは、ブリテン諸島の遺跡にもつきものの話だ。ストーンヘンジからも遺骨は出ているが、やはり200体強くらいだというし、エイブベリー近郊の大きな長塚墳、アイルランドのニューグレンジなど、遺骨は出てはくるのだが、施設が使われていた長い期間を考慮するとあまりに少ない。墳墓と呼ぶべきでないと言う人も多い。祖霊信仰の祭祀用施設であって遺骨は特別な人物のものに限られているのでは、云々と。似たような話なのだ。