lithos2006-09-30

土曜は近くの農園に栗拾いに。入場料を払って、最後に持ち帰る栗の重さを計って支払うシステムだ。ついついたくさん取ってしまうが、栗ごはんにするにしてもそうそう食べられるものではない。皮むきも大変だし。近所に配って、少し網で焼いてみたが、切れ目を入れ忘れた栗が目の前で大爆発。一面栗の粉だらけになってしまった。娘がビビリまくっていた。まさか食べ物が爆発するとは思わなかったのだろう。
そろそろ栗も終わりだ。子どもの頃は森に山栗を取りに行ったし、近所の栗畑に勝手に入って(バラ線をまたいで)取っていたが、そういえば、あまり叱られた記憶がない。山栗は小さいけれど甘みがあって美味しいのだが、虫食いしていないものは少なかったように思う。そういえば天津甘栗などの甘みはどうしてるんだろうか。中まで甘くするにはどうするんだ?(こんなことを言ってると笑われそうだが)。
食べ物にビビるといえば、池袋の仕事場に住んでいる猫トントの食欲がマックスに達している。夏に一時瀕死の状態になり、しばらくまともに食べられなかったのだが、回復するにつれて、その分を取り戻さんばかりの食べ方だ。病気のせいで、食べてもあまり身になっていないのだが。酷い口内炎なので、痛くて食べられないことがある。獣医の話では、傷が痛むような場合、猫は誰かに攻撃されていると思うようだ。エサを食べていて痛くなると、「このエサは俺を攻撃している」と思うようで、一頃、エサを器に入れて出してもしばらく遠くからじっと見つめていた。じりじりとゆっくり接近し、食べていて痛くなると、さっと後ろに引いたりする。義母が入院して家には私と猫しかいない。環境が変わってナーバスになっている上に、エサに攻撃されるし、苦い薬を無理矢理歯茎につけられるし、結膜炎になって沁みる目薬までつけられるしで、全く私のことを信用しなくなっている。「また俺に何かする気だな」という感じで、じっと疑うような目で遠巻きに見ている。それらのストレスが全て食欲に向かっているようなのだ。