川越

先週末、「小江戸」川越を散歩してきた。三年ぶりくらいに訪れたが、町並みがかなり変わった印象がある。アンティークや古着や小物を売る店が増えているし、町の「小江戸」だけでなく、昭和の雰囲気を残そうという試みが、結構成功しているように思った。散歩していて楽しい。江戸時代の商家も見事なものがあるが、私はどちらかというと、下のような雰囲気の店などが好きだ。「ないものはない」と言うけど、「イ」の字が無いし、「ナ」も時間の問題なんじゃないか?

川越には以前、屋根の上にヒョットコとオカメの面をつけたマネキンを乗せた、おかしな雰囲気のそば屋があった。あまり旨そうでもなかったので、入ったことはないのだが、写真を撮ろうと行ってみると、残念ながら廃業していて、店は窓も外されてがらんどう、マネキンももちろん撤去されていた。商店街に菓子や土産、アンティークや小物屋などの観光客が入るような店は増えているが、日用品や食品など、地元の人のための普通の商店はシャッターが閉まっているものが多いように見えた。廃業して売りに出した所に、他所から来た人が観光客用の趣味的な店として入っているという感じだろうか。