福島県の母殺し事件を巡って、あれこれ言われている。異様さが際立つ事件なので、週刊誌などが活気づくのはわかるが、おなじみの顔ぶれの犯罪心理学者、精神分析医のいい加減さには目にあまるものがある。そもそも本人と接見もせずに、二次的な情報だけで分析すること自体難しいはずだが、今、ほとんど具体的な情報が出てきていない中で、よくもこれだけあれこれ陳腐な類型化をしてくれるものだ。とても学問といえるようなものではない。今回もまた少年事件なので、あまり細かな話は出てこなくなるかもしれないが、この「学者」たちには、後々まで、自分たちの言葉に責任をもってもらいたい。