国立散歩

lithos2008-03-02

娘の実験教室につきあって、久しぶりに国立に行く。大学通りを歩いて谷保天神の梅林まで散歩したが、途中、見慣れない小規模な結婚式場が二つも並んでいる。何か勘違いしているんじゃないかと思うような趣味の悪い建物だった。いわゆる欧風で、結婚式場にはありがちなパターンなのだが。国立は高い建物の規制に何かと話題が集まるが、時には趣味の悪さも問題にすべきじゃないだろうか。
驚いたことに、フリーメーソン支部もある。例のトレードマークを表に出している。30年ほど前に6年間通った場所だが、メーソンの支部があったという記憶はないし、1年ほど前に歩いた際にも見た覚えがないので、最近になって開かれたのかもしれない。日本では「ロッジ」とは言わないのだろうか。


谷保天神は梅見で賑わっていた。野点が出たり、琴の演奏があったり、お囃子があったりとにぎやかだったが、地元のお囃子のグループは高齢者と子供が半々くらいの構成で、中に一人、ちょうど娘と同じくらいの小学校2-3年くらいの年格好の男の子がいて、この子の踊りが驚くほど上手く、見物していた大人たちは一様に感心することしきりだった。この子は踊った後は太鼓に回るのだが、この太鼓がまた上手かった。おそらく小さな頃から楽しんで稽古してきたのだろうが、特別な才能を感じた。
  


帰りは大学通りの反対側を歩く。30年前と変わらず残っていたのは喫茶店「ひょうたん島」だった。通学と方向が違うので、あまり入ることもなかった店だが。さらに駅方向に戻ると、アンチック店などが点在しているが、昔何度か入った喫茶店changがまだ残っていた。素朴な木のテーブル、椅子で、壁に古いスペインのタイルなど入れてある、趣味のいい店だったが、現在は喫茶は止めて、アンチック店として続いているようだ。懐かしい雰囲気だった。