もう、いつどこで「世の中がいやになった」やつが飛び出してくるかわからないという、とんでもない「世の中」になったのだが、これがアメリカのように銃が容易に購入できる環境だったらと考えるとさらに恐ろしい。無差別殺人事件の頻度は、政治的テロを除けば、最近の日本は最悪なんじゃないだろうか。
それにしても、少しずつ紹介される本人の言動、背景などをみるにつけ、なんともやりきれないこの「薄さ」。
この薄さと世界の狭さ、閉塞感の根を真剣に考えないとおそらく今後起こりえる同種の事件にも、自殺率の高さにも何ら有効な手だては生まれないだろう。