ふたたびプール

日曜、再び娘とプールに。今度は市営プールでなく、ストレス解消にとしま園のウォータースライダーでスカっとしてみようかと。娘は小さいので、こうしたハードなアトラクションは身長制限でこれまでなかなかできなかったのだ。
初めて行ったのだが、先ず、プールの利用料の高さに仰天。市営プール以外ほとんど行ったことが無いので、こんなに高いものとは知らなかった。
しばし流れるプールでボーッと流れた後、専用の浮き輪の上に座ってスライダーを滑り落ちるやつを体験。さらに浮き輪代を徴収される。なかなかのスピードで左右に大きく揺れて面白い。さらに細いチューブの中を体ひとつで流れ落ちていくやつをやってみようと列に並ぶと、これが炎天下で30分以上待たされる。並ぶのは大嫌いなのだが、途中で止めるのも悔しく、ひたすら辛抱強く待った。
少し前にきちんと名前入りの水泳帽を被った父と子があり、先ず父が「では、先に行ってくるぞ、息子よ」と流れ落ちていった。その姿を見ていた息子が(中学生くらいだったが)、「あの、僕、止めておこうと思います」と係員に言って、階段を走り降りて行くではないか。下で息子が流れ落ちて来るのを待っていた父はさぞ拍子抜けしたに違いない。
娘はこわいもの知らずなので、怖くなって止めることもないだろうとは思ったが、一応先に行かせることにすると、やっぱり振り返ることもなく突っ込んでいった。
これは途中から凄まじいスピードに加速し、最後に着水したときに鼻と耳にもの凄い水圧で水が入ってきた。未だに耳が少し痛い。凄く面白いのだが、並ぶのが辛いので、一度きりにして、再び流れるプールを流れ続ける。何の運動にもならないので、「少し競泳用のプールで真面目に泳ぐか?」と娘にきくと、「私が普段どんだけ真面目に泳いでいると思うのか。ここに来てまで真面目に泳ぎたくはない」というので、結局最後まで、浮き輪に乗ってダラダラ流れてプールを出た。

帰り際に、ジェットコースターに乗せろというが、きっぱりと断る。じゃあ、他のでもいいというので、フライング・パイレーツという大きなゴンドラがスイングするやつに乗ったが、これがトップスピードになるとほぼ垂直になって、滅茶滅茶高い場所で体が浮くではないか。見かけによらず怖い。もう二度と乗るまい。
驚いたのは、周囲に乗っていた男の子たちで、向かいにこちらに顔を向けて座っていた中学生くらいの男の子のグループなど、半数くらいが、終始むっつりしたまま、怖そうでも楽しそうでもなく、何の表情も無し。友達同士で騒ぐことも無し。娘の隣の子なども、動き出す直前まで携帯ゲーム機で無表情にゲームをやっていて、終わっても顔色一つ変えず、淡々と降りていった。こういうのに慣れているんだろうが、なんだか気持悪かった。