日曜は娘と奥多摩の山歩きに。御岳山にケーブルカーで登り、ロック・ガーデンを通って、大岳山-鋸山と縦走して、奥多摩駅におりた。
6時間近く山歩きするのは本当に久しぶりで、急勾配の上り下りも多かったため、足がガクガクになる。娘も「疲れた。後どれくらい?」を連発していたが、実は大して疲れていたわでもないようで、帰りに駅の階段を駆け上がっていた。おそるべし。
天候も良く、大岳山頂は人であふれていたが、紅葉はもう1週間後というところだった。




御岳山のケーブルカー乗り場の前は車が数珠つなぎになっていたし、御嶽駅のバス停にはバス4台分くらいの列ができていた。
ケーブルカーに乗ると、「どうか、お子さんを窓際に寄せてあげてください。将来の大切なお客様です。お帰りには是非○○饅頭を...」とアナウンスしていた。今、中高年の山歩き人口が増えているようだが、後10年もしたらと考えると、御岳山の土産物屋や宿にとっては深刻な問題なのだろう。

帰りの電車も混み合っていたが、60前後くらいの男のグループがドアの前にべったりと座り込み、魚肉ソーセージを取り出して、マヨネーズを持参したハーフサイズのチューブから直接ネリネリネリっと盛りつけてかじりついていた。使い込まれたリュックを持った、山歩きが好きそうな男たちなのだ。
さらに、缶ビールと同時に2リットルのぶどうジュースのペットボトルなどラッパ飲みしている。
これは腹周りが85センチを超えるとか超えないとかいうことなど全く関係ないというような潔さだなと思って見ていると、知り合いに携帯で次々に大声で話すは、駅で降りると持っていたゴミを端から駅のゴミ箱に詰め込むはの、勝手放題の振る舞い。そのうち、山の上で乱行におよぶ中高年が問題になるんじゃないかと予感させるものがあった。
家ではなかなか許されないのかもしれないが、「魚肉ソーセージに好きなだけマヨネーズをかけて食べる会」は、どこか人目につかない場所で開くくらいの恥じらいをもてよ。