お金だかクーポンをやるから役所に来い、とは。なんだか、村の金持ちが御殿か何か建てて、集まった近隣の衆生に上から餅を投げているような...。
だいたい、高速道路料金一律1000円とか、景気対策特別会計の準備金(埋蔵金)を財源にするとか、こないだまで、与謝野晶子の孫は民主党に「デマゴギーだ」と言ってたはずなんだが。こういう人が「堅実な政策通」というのだから、なんだかもうグズグズなのだ。
それに何でETSがついている人限定なのか? 全部1000円にするというおおざっぱな話の割に、こんなところで制約を設けるのは、ETS普及を推進する法人に天下っているのが沢山いて、少しでもご機嫌をとりつつ立案しようね、ということなのかなと、勘ぐりたくなる。個人的には東京湾アクアラインを980円とかにしてほしい。


セプタリア(亀甲石)とサンダーエッグについて書いていて、つい、あれこれ石屋さんから「資料、資料」とか言いつつ、仕入れてしまっている。なんとか仕事になりそうではあるが、もしかして、足が出るんじゃないかと心配になってきた...。誰も買えとは言っていないのだが。

サンダーエッグのふるさと、オレゴンの石屋氏に「小さいのから、大きいのまで、大きさの異なる原石を20ばかり選んでもらえないでしょか」と頼んだら、手早く揃えてくれた。クルミ大からハンドボール大くらいまであり、産地もいろいろと混ぜてある。

サンダーエッグは面白い。今は深く掘り出しているが、オレゴンの山岳地帯にはこんなのがかつて地表にゴロゴロしていたらしい。その時代に行ってみたかった....。


セプタリアも勢いで、さらにいくつか購入した。
まず、オーストラリアのセプタリアで、これは表面にきっちり蜂の巣状の隔壁が浮き出てていて、さながら怪獣の卵のような雰囲気がある。同じようなものを持っていたはずなのだが、どこを探しても出てこないので、しかたなく買い直した。

ロッコのセプタリアは断面の模様が面白く、切って磨いたものが沢山出回っているが、表面が削れて、内部構造が浮き出ているものも、風変わりなオブジェとして売られている。

ロシアのヴォルガ川で採れるセプタリアは、黄鉄鋼を含むものが多く、中から鉄で覆われたアンモナイトが出るため、有名だが、アンモナイトを取り出した残り、あるいは何も出てこなかった「スカ」の中で、綺麗なものが売りに出ている。通常、これらはセプタリアとは呼ばれていないみたいだ。亀裂が少ないからか、亀裂部分が空洞になっているからかわからないが、生成の仕組みとしては、セプタリアといっていいはずなんじゃないかと思う。虹色に光る黄鉄鋼が散っている玉は本当に綺麗なのだ。