紅葉を見にどこかに行きたかったのだが、ずっと首と肩が痛く、元気が出ず。近くの全生園に娘と散歩に行く。
園内は広く、数多くの木々が植えられているので、この季節の散歩には最適だ。見事なモミジの木があり、銀杏の大木の周囲は一面黄色い落ち葉に覆われている。
空き地でフリスビーをするが、以前は全く飛ばせなかった娘が、少しは投げられるようになった。が、取るのはからっきしだめなのだ。

先週末は小学校の行事で、児童が全生園の施設を父兄に説明して歩くということが行われたようだ。私は行けなかったが、娘は納骨堂の説明の係だったようで、娘に連れられて、私も初めて行ってみた。墓碑もなく埋葬されていた数千の骨を納めているという。その後、資料館をゆっくりと見る。かつての雑居住宅をリアルサイズで復元保存したものもある。全生園だけでなく、沖縄の隔離施設の歴史などについても詳しく紹介されている。日本軍の活動に支障があるので、病人は全て調べあげて収容したのだという。米軍が侵攻してくると、職員たちも全て避難し、患者たちだけが残される。施設にも爆撃があり、患者は長く大きな洞窟に隠れていた。餓死者が続出し、戸板に乗せて埋葬して戻ってくると、また新たな死人が出ている、という繰り返しだったという。患者が経験した苦難には想像を絶するものがある。


久しぶりにウェブサイトの瑪瑙のコーナーを更新する。トルコの瑪瑙をいくつか、タジキスタンの瑪瑙を追加する。トルコは瑪瑙が多く採れるが、特にアンカラ近郊には多くの産地があるらしい。多くがサンダーエッグの核部分が露出したものだが、psudomorphs=仮晶を多く含んだ独特な形状の瑪瑙だ。面白いが、色味には乏しい。