後楽園

娘が秋休みだったと書いたが、先週末、後楽園に出かけた。小石川後楽園でも散歩しようかと思ったのだが、何故か後楽園遊園地に寄ることに。
娘はチビなので、遊園地に行っても乗れるものが少ないのだが、気がつけばチビなりに乗れるアトラクションがある。しかも、臆病なくせに「怖い物見たさ」が強い娘がお化け屋敷に入りたいと。
ふざけるんじゃないぜ。 高所恐怖症の私だが、怖いものはそれだけじゃない。暗いところも苦手なんだよ。暗い喫茶店とか、薄暗い飲み屋とか、暗いライブハウスとか、ダミアの「暗い日曜日」とか、暗いもので嫌いではないものは多いが、お化け屋敷的な暗さはダメなんだよ。子供の頃に姉と、同居していた従姉妹に散々脅かされて育ったのがいけなかったのかもしれない。つい先日も、この空き屋になってしまった仕事場の家に来た馴染みの編集者の女性に、「ねえ、こんな広い家に一人でいて、夜とか怖くないの?」とか言われて、すっかりびくびくしながら一夜を過ごしたというのに。古い家には独特の雰囲気があるのだ。
行こう行こうと言うので、仕方なく入ったお化け屋敷は、鍵を渡されて自分でドアを開けつつ進んでいくという趣向だった。ウキウキしていたはずの娘は最初の3分くらいで、ほとんど半泣きになり、こいつがここでパニックになったらどうすべか? という心配が先にたって怖さも半減した。一刻も早く外に出たい娘は「早く早く、早く鍵を開けて!」「早くしないと呪いがXXXXXX!(?)」とかわけのわからない状態になっていたが、前方から次々にいろんなものが出てくるんだから、それなりに心の準備が必要で、早くすると逆効果だろ。
その後、子供向けのジェットコースターにも乗らされたが、これも結構怖かった。娘があと10センチ大きくなると、無茶なジェットコースターにも乗れるようになるようだが、決して一緒に乗りたいとは思わない。
小石川後楽園には結構外国人旅行者が多かった。入り口付近で、女郎蜘蛛を熱心に接写している白人が。北の方から来た人には、カラフルな蜘蛛というのは珍しいのかもしれない。