大掃除

週刊文春恒例の「顔面相似形」で、今年秀逸だったのは舛添とケムラーウルトラ怪獣)で、これはもう「同じ」としか言いようがない。ケムラーは目つきの悪さでは怪獣界一二を争うかと思うが、口から毒ガスを吐き出すという点で、性質的な共通性も大いに感じられるぞ。転載したいくらいだが。
http://shop.genesis-ec.com/search/item.asp?shopcd=17107&item=B5170
しかし、ケムラーのソフビが8925円て....どれだけの人が買うんだろ、と思っていたらば、ガラモンが13440円、バルタン星人の高さ130センチくらいのフィギアが42万円!! でも130センチというのがなんだか中途半端な気がする。いっそ2mメートル近くくらいにすれば、部屋に置いても迫力あると思うのだが。

昨日は泊まりがけで仕事場の大掃除。朝の4時くらいまでかかったが、それでも片付けきれず。
束見本(実際に使用する本文用紙で作る、本の外形的見本)がうずたかく積まれていたのだが、これを表紙を引き裂いて、表紙と本文部分とを分け、まとめて結束するのが一苦労だった。100冊以上あったかと思う。ハードカバーの束見本は手作りで、綺麗にできているとどうも簡単に捨てる気になれない。なんとなくとっておいて、一年で数十冊、二、三年放っておくと百数十册というようなことになってしまう。角背で手頃な厚さのものなど、欲しい人はいそうなものなんだが。昔、「ホワイトブック」とかいって売っているのを見たことがある。
大判で厚い束見本など、形抜き屋さんに頼んで、中に穴を開けて(書斎に拳銃を隠しておくような感じで)何か入れたりしたら、面白いオブジェになるんじゃないかとずっと思っているのだが、これも実現していない。厚さが10センチ近くもあるものがあるので、一度本当に頼んでみよう。いくつか穴をあけて標本箱みたいなものにしてもいいかもしれないし、全く書籍と関係ない、知識とか物語性のようなものとかけ離れた、意味のないものを入れるのもおかしいかもしれない。タワシとかサンダルとか。お金をかけてまでするかという問題はあるが...。大きさの違うものが5種類くらいはあるので、大きな本をくりぬいて少しずつ小さな本を入れ子にするのも面白いかなと考えたこともあるが、面白いのは作った直後くらいで、きっと放ったらかしになるだろうな。何か面白く有効利用するいい案はないだろうか。
などと言っているうちに今年もあと一日。今年は「偽」の年だったそうだが、建築偽装も食品偽装も総理大臣の突然の辞任も防衛庁の腐敗も、システムも人もいろんな意味で程度が低くなっているというか、能力が落ちているというか、質の劣化が広がっていると実感する。