チャドクガその後

仕事場のチャドクガはなんとか駆除してもらったが、あまりに被害が酷く、気がつけば山茶花や椿が数本、丸坊主になっていた。毎日通って、泊まってもいる家だが、庭は全く見ていなかったのだ。
もう食べる木が無くなったため、糸を出して他の木に移ろうとして、ぶら下がっていたのを見て、初めて気づいたわけだ。さらに、塀の上を隣のアパート目指して集団で大移動していたらしい。
毒がきついのもつらいのだが、小さな毛虫が葉っぱにびっしりと蝟集している様というのは、鳥肌が立つような気色悪さがある。この嫌悪感というのはどこからくるのだろう。

駆除した後も毒のある毛が舞うので、キンチョーから出ている、アクリルの固定液を吹き付けるスプレーで固めて処理してもらったが、これが結構値のはるスプレーだった。
駆除が終わった日に、電車の座席でウトウトしていたら、前に立っていた二人連れの一人が、「ねえ、チャドクガって知ってる?」というではないか。もちろん、自分ではなく、隣の人に言ったのだが、ちょっと夢うつつでぼんやりしていこともあり、「モチロン知ってますよ」と、返事しかねない感じになった。
娘の小学校でもかなり出ていたようだし、やはり去年、今年と大発生しているのは間違いないようだ。

それからどうも気になるのがドクダミの大発生で、仕事場の裏庭も凄いのだが、通勤の道すがら、異様なまでにドクダミが生え広がっている様子をあちこちで目にする。これも温暖化の影響じゃないだろうか。