東照宮

アップルの新しいハイエンド・パソコンはCPUが8つ、いや「コア」が四つあるものが二つついているんだとか。なんだかクロックアップがほとんど進んでいないのを、数を増やすことでお茶を濁してるような......気がしたんだが、そういうわけでもないらしい。インテルは新しいCPUを「この40年間で最大の進歩」と言っているらしい。Power PCだった頃は、クロックアップが目安になっていたので、周波数を比べて、だいたい二倍くらい速くなったのかな、と、見当がついたが、最近はどうもよくわからない。

湯西川温泉の帰りに十数年ぶりに日光の東照宮に寄った。今回はかなりゆっくりと見て、輪王寺二荒山神社も巡ったが、うっすら雪化粧をした山と、極彩色の社殿のコントラストがなかなか綺麗だった。東照宮の彫り物などをひとつひとつ見ていったらとんでもない時間がかかるだろうが、一度、フルに解説してもらいつつ見てみたい気がする。

  

それにしても神社はともかくとして、坊主どものおかげ商売ときたら....もう目に余る。十二神将不動明王とか婆娑羅大将とか)の前にそれぞれ賽銭箱が置かれ、案内の坊主が「皆さん、ご自分の干支に合った神将のお名前をよく憶えてください」と言うかと思うと、出口前にずらりとお守りを並べて商売する。こんなこと仏教と何の関係もないじゃないか。原価数十円くらいの水晶を「パワーがあります」とか言って売っている連中とひとつも違わない。
二荒山神社の神木は見事なものばかりで感心した。また、神橋の鳥居の形をした橋脚の間に座った人の形をした岩がはまっていることが、巨石好きとしては気になるところだった。岩をアップで撮影した絵はがきなどもあるので、そう「見える」のは私だけではないのだと思う。少し検索してみたが、この岩に関して、とくに縁起などを記したものは見つからなかった。