ウナギ問題

もしかすると軽い花粉症なのかもしれないが、どうも鼻がズルズルして、風邪っぽい感じが続いている。普段粗食につとめているので、ここはウナギでも食べて元気を出そうかと、出勤途中でデパートに寄った。近くのスーパーで売っているウナギは今何かと問題の中国産ウナギなのかも、という懸念があったのだ。まあ、一年に一度くらい食べたからといってどうということはないだろうが、しばしば検出される「マラカイト・グリーン」って、うちのグッピーの水槽に入れているのと同じ薬品だと思うとぞっとしない。それに、ウナギ店にいかずとも、それなりに旨いウナギを食べたかったのだ。
デパートのウナギ専門店で、蒲焼きの松・竹・梅とあるうちの「竹を」と言おうとしたんだが、どういうわけか口が勝手に「松をください」と言っているではないか(!)。
....それと、肝焼きも一本つけてください、と頼むと、なんと、蒲焼きは蒲焼きで、大きなシートで巻いて、さらに店の屋号の入った紙包みで巻いて、さらに、肝焼き一本をやはり別の大きなシートに挟んで、さらに屋号の入った包みに入れたではないか。こんなの蒲焼きの上にちょんと乗せて一緒に包めばいいのに。一本なんて、しみったれた買い方した俺が悪いのか? 
ここまでもったいぶった売り方をしてるんだから、これは美味しいはずだぞと、食べたところ、これがまるでゴムを噛んでいるような、皮の硬ーい蒲焼きで、かみ切るのに一苦労するような代物だった。冷えたのがいけないのかと、軽くレンジにかけたが、硬さに変わりなし。まあ、ウナギの皮は硬いものだが、要するに身が薄くてふんわりしたところが全くないのだ。味もタレの味ばかり。これは本当にゴムに味をつけたんじゃないかよ?、と思うような物だった。もしかして時期が悪いのかと、ネットで検索したら、「冬のウナギは脂がのっていて旨い」とある。じゃあ、なんなのか?これは。