今週土曜の、テレビ番組「日立 世界ふしぎ発見!」はイギリスの巨石文化特集です。ストーンヘンジの紹介から始まって、スコットランドの巨石に関する、「19年に一度の月の周期に合わせた石の配置説」を紹介されるようです。スコットランドには、南側に横倒しにした石を配置する独特な形式のストーンサークルが多く作られましたが、この横石の位置が、19年に一度、月が最も南よりの空を低く地平線のすぐ上を移動していく時に、「月を迎える」ための祭壇のようなものだったのではないか、という説です。
アウター・ヘブリデスのルイス島に残るカラニッシュのストーンサークルも取材され、地元の研究者による斬新な説も紹介されるとのことでした。
遺跡と月の周期の関連についてはこのブログでも、以前細かい解説を載せました。
http://d.hatena.ne.jp/lithos/20070206
番組には拙著からも説明図を提供いたしました。どんな内容になるか楽しみです。
「ナショナルジオグラフィック」でも、6月号でストーンヘンジ特集をしていましたし、ちょっとした巨石ブームに、ならないかしら...。
- 作者: 山田英春
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 単行本
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