コロンビア滞在9

山から降りてボゴタに戻り、今日は一日メデジンに行く。ティエラデントロにもう一日いたいところだったが、メデジンの北東にピエドラ・デル・ペニョールという巨大な花崗岩の一枚岩があり、「巨岩」分野では有名なのだ。私はどちらかというと人が置いた石の方が興味あるのだが、ジャンル的にいかねばならないような気がして飛行機で行って帰るという高コストの予定を組んでしまった。さらに、離れたところから写真を撮るにはバスでは難しいので、タクシーを一日借りることにした。
タクシーの運転手は英語は全く話さないので、巨岩の周囲を回る道を通って、あちこちで写真を撮らせて欲しいと頼むが、なかなか通じない。岩の周りでいろんな方向から写真を撮るジェスチャーとか、絵を描いたが、どうもピンと来ないようで、ベストの場所は帰り際まで見つけられなかった。

エドラ・デル・ペニョールは観光地で今日は日曜なので人でいっぱいだ。自然な岩の裂け目に階段がつけられていて、675段ある。ビックカメラの階段を5階上がるだけでも息が切れる最近の私は、おそらく途中で死ぬだろうと思っていたが、そうでもなかった。ここは標高も高いのだが、山をうろうろしたので、慣れたようだ。上からはまさに絶景で、複雑な形の湖が一望できるが、極度の高所恐怖症の私は残念ながら長く見ていられない。展望台は遠慮して降りることにした。




巨岩のすぐ近くにグアタペという村がある。ここは家がカラフルに飾られていることで、やはり有名な観光地だ。かつては一度ゴーストタウン化したらしいが、再興し、家々を漆喰に色を塗った飾りで統一した。おもちゃで作った町のような感じで、可愛らしい。









主に観光で成り立っている町だと思うが、土産物屋がずらっと並んでいるかというとそうでもない。極く普通の暮らしがある。可愛い家を見るのも楽しいが、町のおっさんたちを見るのも面白い。

賭けトランプはポーカーでもブリッジでもなさそうだった。

こっちはドミノ

賭け事をする場所は決まっている。隣にビリヤード場もあり、その家の漆喰飾りはこんな感じ。一番左の人は多分おけらになってやけ酒を呑んでいるんだろう。