東京ミネラルショーとケルティック・クリスマス

土曜は池袋の「東京ミネラルショー」に出かけ、家族で「砂金採り」の体験をする。皿に砂金が入れてある砂をとり、揺らしながら水で軽い砂を流しつつ、金の粒を見つけるという趣向だ。これは結構、時間と根気が必要な作業だ。「輝くもの全てが金ではない」というけれど、むしろ、金よりも黄鉄鉱や黄銅鋼の方がよく光るので、素人には紛らわしい。ゴマ粒より一回り大きいくらいの砂金を数粒採った。元々、主催者側があらかじめそれぞれの砂に金を入れて渡してあるものなので、多くても二つ見つかればOKなのだが、娘は「まだあるかも」と砂をかき分けつつ、止めようとしない。この集中力を他のことに活かしてほしい。

ショーでは北海道の石屋さんから花石などの北海道の瑪瑙の原石を買う。プルームが入っているように見えるものがあるが、切ってみないとわからない。重さ6キロもある塊を買ったが、私の切断機では切れないので、当分そのまま持っていることになるだろう。どこか近くに切ってくれる業者さんはいないだろうか。
今年のショーは参加業者も格段に増えていて、新宿のショーよりも規模が大きくなっているように見える。新宿はスペースがいっぱいいっぱいなので、今後こちらの方が大きくなるかもしれない。

夜は仕事仲間と版元の編集者の方と、プランクトン主宰の「ケルティック・クリスマス」に。デンマークのデュオ、ハウゴー＆ホイロップ、アイルランドのダービッシュ、カナダのフィドルとタップダンスのトリオ、ステップ・ダンサーズというラインアップで、大いに楽しんで帰った。最近、1年半前にスタートした出版社アルテスパブリッシュングの新刊『聴いて学ぶアイルランド音楽』の装丁を手伝わせていただいたが、これが会場で完売（！）とのこと。素晴らしい！　私はなんとなくアイルランドの音楽を聴いてきたが、まさに「なんとなく」だったので、この本で基本的なことを少し勉強したいと思う。

聴いて学ぶ アイルランド音楽 (CD付き)