アラウンド・ロバート・ワイアット

フランス国立ジャズオーケストラが昨年出したアルバムを聴いた。フランスは国営のビッグバンドがあるのか...。
定期的に音楽監督が替わるらしく、新しく就任したダニエル・イヴィネックの最初の作品なのだそうだ。それにしても何故にロバート・ワイアット?と思い、調べてみると、ベーシストである彼はサリフ・ケイタジョン・ケールなどと共演したことがあるというし、自分の作品でジョン・グリーブスのKew Rhoneの曲を演っているというから、私の関心領域の中にいた人なんだなと知る。
アルバムの収録曲を見ると、曲はワイアットが歌った曲、つまり本人の作品だけでなく、ジョン・グリーブスのアルバムに入っていた曲やコステロの「シップビルディング」や、モーガン・フィッシャーのソロに入っていた「ストレンジャー・イン・ザ・ナイト」まであり、ワイアット自身と、他数人のシンガーがリード・ボーカルをとっている。マリのロキア・トラオレが「アリフィブ」を歌っているじゃないか! と驚きつつ即座に購入した。
全て知っている曲だが、アレンジがとても良く、なかなか新鮮だった。ロキア・トラオレの他、Air MacのCMソングでも知られたヤエル・ナイムなども入っている。

アラウンド・ロバート・ワイアット

アラウンド・ロバート・ワイアット