タッシリ・ナジェール壁画紀行へ

昨年に続き、今年も明日からアルジェリアタッシリ・ナジェールの台地に赴く。昨年と同じ、The Libyan Desertの企画で、昨年もご一緒したサハラの壁画を日本人で最も多くカメラにおさめてこられた英さんも参加される。

今回は昨年巡ったコースよりも北のエリアを回る企画で、主催者のアンドラスも初めてだという。Tissoukaiという、壁画が集中しているサイトがメインの目的地だが、私にとっては昨年予定に入っていたけれど時間の関係で行けなかったTan Zumeitakがコースに入っていることが最も大きな参加の動機だ。この場所の壁画は先史時代の壁画の中でも最もすばらしいもののひとつだと思っている。是非自分の目で見て、写真に残したい。

昨年はロバとともにかなりの高低差を登ったが、今回は比較的なだらかなコースで台地に上がるため、ラクダに荷物を運んでもらう。昨年は170キロ歩いたが、今回は200キロになるようだ。日数も少し多い。

昨年は8月に尿路結石の手術をして、一ヶ月弱ほとんど歩いていなかったため、不安も大きかったが、今年は多少はコンスタントに足を使ってきた。ただ、今年の異常な暑さもあり、長い距離を歩くことはしていないので、多少の不安もある。参加者のリストを見ると、今年も80代の健脚のドイツ人男性が入っている。彼から見れば、61歳なんて若造なんだろうけど。

怪我無く帰ってきたいと思う。