インド 地上絵・壁画撮影行 その0

明日、2月17日からインドに地上絵と壁画の撮影に行くことになった。先ず、西海岸のムンバイに。そこから南へ250キロ以上下って、Ratnagiriという町に。この町の北と南に地上絵というか、平らな岩盤に彫られた大きな刻画が数多く見つかったのが約10年前。ニュースを見たときは、情報がとても少なく、場所もはっきりしなかったが、今回あらためて調べたところ、相変わらず情報は少ないが、Googleマップに場所が記されているものも多く、さらにユネスコ世界遺産に登録申請しているため、主な場所の座標がわかった。

ただ、現地に行ってなんとかなるかどうかはよくわからない。時間も限られているので、あれこれ探しているうちに時間が過ぎていくかもしれない。ネットでこの壁画の見学ツアーを組んだことがある旅行会社が二つ見つかったので、連絡してみると、一つから返事があった。場所を知っているガイドと連絡してみると。

そのガイドとなかなか連絡がつかないというので、こちらで場所だけはほとんどわかると言うと、ガイド無し、運転手のみでムンバイからツアーを組むことはできると。宿泊は自分で予約するから車の手配だけでいいと言うも、それはできないと。宿泊込みでないとダメだと。価格を提示してもらうと結構高い。というか、これが南米とかだったら納得する値段ではあったが、インドの物価を考えると高い。どうしようか。

そうこうしているうちに、東京国際ミネラル協会さんから、いつもミネラルフェアに来ているMono Internationalさんはムンバイだから、連絡してみたらと。ご主人に連絡してみると、「私に任せなさい」と。なんと頼もしい! あれこれやりとりしていたのだが、どうも互いの英語でのやりとりがうまくいかないところがあり、最後は私が旅行代理店とやりとりしているということを、もうそこと契約してしまったと彼が誤解し、そのまま彼はアメリカへと旅立っていった。なので、結局、振出しに戻る。

自分で現地の町まで行ってタクシーに頼めば安くすむし、問題ないのではとアドバイスももらったけれど、もしそれでGoogle mapの位置情報がズレていたり、英語が通じるドライバーを手配するのに時間がかかったりすると、全部のサイトを回れないかもしれない。迷った末、最初の旅行代理店に頼むことにした。が、幸い、現地の考古学者が案内してくれることになり、結果的には自力で行くよりもよかったように思う。場所が特定できても点在するレリーフのいくつかを見落とすかもしれない。現時点でわかっていることを教えてもらえるのもありがたい。

ということで、初インド旅行に。はたしてどうなるか。