2012-01-01から1年間の記事一覧

宮田珠己さんの石拾い紀行

河出書房新社のウェブマガジンで、エッセイストの宮田珠己さんの石拾い紀行の連載が始まった。 http://mag.kawade.co.jp/ishikoro/ 宮田さんには拙著『巨石』『不思議で美しい石の図鑑』のどちらも、『本の雑誌』で紹介していただき、感激至極だったのだが、…

なんとか期限ぎりぎりに旧事務所につかっていた西池袋の建物から物を全て運び出した。残ったものは解体時に瓦礫と一緒に廃棄される。隣にあるヘンテコリンな古物屋に博多人形や北海道の熊の彫物など持っていってみようかとも思ったが最終的に余裕無く、ドタ…

久しぶりに夏休みらしい夏休みをとった。 沖縄本島に約30年ぶりに行き、ものすごい大都会になっていることにびっくり。 旧事務所の家屋を明け渡す期限が迫っているが、依然として石の山と切断機がそのままなので、頭が痛い。なんとか今週末に全て片づけねば…

引っ越し

なんとか事務所の引っ越しが完了した。が、本とCDが全部収まらず。引っ越し前にCDを段ボール数箱売ったのだが、それでも入れる場所がなし。仕事場にそんなにCDは必要ないのだが、自宅にも置き場所がない。石かCDかというよな究極の選択をしなくちゃならない…

The Art of Puppets 2012 追記

先日お伝えした人形展ですが、片岡 昌さんは今回事情により不参加とのことです。

The Art of Puppets 2012

7/14-21、東京・飯田橋のパペット専門店パペットハウスで、恒例の人形展が開かれます。以前は指人形の共同展でしたが、今年から拡大バージョンとなり、作家数もぐっと増えています。「ひょっこりひょうたん島」の人形作家として広く知られる片岡 昌氏をはじ…

『不思議で美しい石の図鑑』補遺7

『不思議で美しい石の図鑑』の3刷が出来た。2刷では特段の訂正は無かったが、今回、二ヶ所訂正した。 ひとつは81頁右上のNo.207の図版のキャプションで、「レインフォレスト・ジャスパー(No.110)」となっていたが、この「No.110」は110頁のNo.280の間違い…

使用済み核燃料は当面再処理と廃棄処分の両面でというが、これは全く何も言っていないに等しい。1年経って、こんな話しか出てこないのか。どちらも実現性に具体的な展望がない。再処理工場はきちんと稼働する見込みはないし、廃棄処分となると候補地すら国内…

告知

オンライン・ショップLithos Graphics Shopを、一年以上ほとんど更新していませんでしたが、引っ越しに伴う身辺整理で、瑪瑙や風景石など、新しい石を追加しています。今後1-2ヶ月かけていろいろとアップしますので、ご興味がおありの方は是非ご覧ください。

事務所移転先

9日月曜日、日テレの朝の番組「スッキリ」で、テリー伊藤氏に拙著『不思議で美しい石の図鑑』を紹介していただいた。 実物を数点お貸しし、スタジオで、瑪瑙やセプタリアをクローズアップで映していただいた。ユタ産のセプタリアがテレビに映るのは初めてか…

下諏訪

法事と親類のお見舞いで、約20年ぶりに両親の郷里・下諏訪に行った。写真館を営んでいた祖父が石好きだったとは聞いていたが、遺品にジャスパーや瑪瑙があるのを見て、これは血筋なのかなと....。 跡を継いだ80代の叔父は今、長野県の現役最長老の写真家なの…

『不思議で美しい石の図鑑』補遺6

「風景石」の章で、フィリップ・ハインホッファーが作成したグスタフ・アドルフ2世が所有していたキャビネットの画像を載せたが、最近購入した本にいくつかキャビネットのディテールを写した写真が掲載されていた。パエジナ・ストーンを使った部分は無かった…

鐵砲洲稲荷神社の富士塚

仕事で日比谷に行ったついでに、中央区湊にある鐵砲洲稲荷神社の富士塚を見に行った。東京の「山」を訪ねる言視舎の本の仕事がらみだが、実物を見てみたかった。富士講が盛んだった江戸時代、寛政2年(1790年)に富士の溶岩を積み上げて造られたものだそうだ…

[日記]一昨年空き巣に入られてカメラとレンズを盗まれて以来、CANONのEOS 5D markiiiが出るのを待っていたが、出てみたらば、なんでこんなに高いのか。 古い露出計の壊れたPentaxの67も一緒に盗まれ、中盤はPentax645とMamiya6を使っていた。仕事のために撮…

[日記]http://ceron.jp/url/www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120322-OYT1T00681.htm 最近まで枝野ってこんなにもスカスカだったことに気付いていなかったことにうんざりする。少し前まで東電の破綻処理を主張していたはずじゃなかったのか。通産省の代弁…

今日の花粉はすごかった。家族そろってズルズルだ。最近、小さな昆虫を深度合成写真(少しずつピントをずらして写した写真を合成したもの)で紹介した図鑑や写真集がいくつか出ているが、ツノゼミの図鑑が面白い。この、自然淘汰という考え方だけでは説明が…

土曜日、早稲田奉仕園で地学史研究会に出席。私のような素人でも参加させていただけるオープンな集まりで、地学関連の講義と懇親会を不定期で開催している。 今回は科学史や古生物学史、地質学史の研究をされている菅谷暁氏の講義で、「天地創造」を紀元前40…

桂川潤さんの個展とバルトーク

数日体調不良だったが、ようやく復活しつつある。今日は空気も春らしくなってきて気持ちよかったが、なんとまた寒くなると。もう勘弁してほしい。土曜日、自宅のご近所さんで友人の装丁家桂川潤さんの個展に。デザインされたバルトークの「弦楽四重奏曲全6曲…

[日記] 秩父珍石館さんのブログで『不思議で美しい石の図鑑』を紹介していただいた。 先日のブログで書いたが、ウェブサイトが閉鎖されていたので、心配したのだが、ブログと新しいウェブサイトが開かれていた。ブログのタイトルが「お寿司ときどき人面石」…

『不思議で美しい石の図鑑』補遺5

ここ数年、欧米はちょっとした石の本刊行ラッシュだ。ポーランドのシレジア地方西部、チェコ、ドイツとの国境も近いPloczki Gorneの瑪瑙だけを集めた大判の本がポーランドの出版社から刊行された。Ploczki Gorneの瑪瑙は比較的小さいながらも緻密な模様をも…

『不思議で美しい石の図鑑』補遺4

写真を多く提供してくれたAlan MeltzerのFrickrのページには、彼の持っている見事な瑪瑙の数々が紹介されている。 特に、瑪瑙化した恐竜の骨のコレクションは素晴らしい(”set”の中のGem Bone)。現在ネット上で公開されているものとしては最高品質のもので…

『不思議で美しい石の図鑑』補遺3

安全委員会の斑目氏は本当にひどい。そもそもこの事故に関して最も責任を負うべき人たちが、誰一人責任をとらず、全く同じ体制でストレステストの評価をしているということが、信じがたい。しかも、事故後数日間の記憶がほとんど無いと言い切るような人が、…

『不思議で美しい石の図鑑』補遺2

写真を提供してもらった海外のコレクターたちから次々と返事が来て、おおむね好評でありがたい。日本語であるにもかかわらず、購入したいという人が何人かいるが、どうもうまく日本のamazonでアカウントをつくれないようだ。日本から海外のamazonでアカウン…

『不思議で美しい石の図鑑』補遺1

『石の卵』にも掲載した秩父珍石館の亀甲石を今回も掲載させていただいた。手を加えて形を整えてはいるが、これほど見事に亀の甲羅状になっているものは他に見たことがない。3年前に訪れたときは娘が上に乗せてもらえたのだが、今はちょっと無理かなと思う。…

石子順造的世界

府中市美術館で「石子順造的世界---美術発・マンガ経由・キッチュ行き」という企画をやっている。つげ義春「ねじ式」の原稿、赤瀬川原平の零円札が展示されているというので、実家に行くついでに見に行く。「ねじ式」の原画の線がとても繊細なことに驚く。 …

[日記] 『不思議で美しい石の図鑑』が無事配本になった。今週末から店頭に並ぶ。とりあえず、写真をお借りした日本の方々には好評のようで、一安心。「峠の石屋」さんにも、長々と標本をお借りしてご迷惑をかけた。 原発は推進派の巻き返しで、再稼働まっし…

送別会

25年来の付き合いだったベテランの女性編集者・ライターの方が郷里の山口に帰られるというので、家族で送別会を兼ねて食事をした。最初の就職先だった出版社で同僚だった人の奥さんだ。何度か仕事もご一緒した。花見や忘年会など、ここ10年ほどは年に一度か…

4年以内に70%で直下型地震と言われ、すぐに富士五湖を震源にして大きな揺れがあったこともあり、なんとも気味が悪いので、あらためて非常時の備えを考える。キャンプ用品的なものはかなりあるが、非常食は期限もあり、なかなかやっかいだ。数年前にパンの缶…

静岡へ

自著『不思議で美しい石の図鑑』の印刷立ち会いで沼津へ。仕事が終わった後、夜中車で移動した。 立ち合いは翌朝からかだったが、丸二日雨降り。それまでカラカラに乾いていたのに、いきなり雨降りとは不吉な! と思いつつ、丹下健三が50年代に設計した工場…