鉱物

「石の卵」は、半分がセプタリアン・ノジュール(亀甲石)、半分がサンダーエッグの紹介になっている。 そもそも石の模様に興味を持つきっかけになったのが、フランスの哲学者ロジェ・カイヨワの『石が書く』という写真満載の本だった。「石が書く」とは、石…

この石は...

娘のクラスは新型インフルエンザで学級閉鎖。宿題がたっぷり出たのだが、なぜか、土日も「休み」の日の勘定に入っている。不思議だ。 うつ病も、今の日本では一種の伝染性のある病だと思う。空気中に病原が濃く満ちているように思えてしかたない。周囲にもあ…

福島・山形メノウ採取

再び、福島県北部と山形県南部にメノウ採取に出かけた。 福島県桑折町は春先に訪れた場所だが、その日は雨降りであまり長くいられなかったのだ。 草が茂っていて、かなり様子が変わっていたため、探すべき場所を間違えて、かなり時間をロスしてしまった。草…

ヨハン・ゼンツ氏の瑪瑙の本

オーストリアの瑪瑙コレクター、ヨハン・ゼンツ氏の特大のメノウの写真集の第二作『AGATE II』がもう市場に出ているらしい。2人から、あんたの頁を見たぞという連絡があった。もう6月くらいに出たらしい。刊行されたらすぐに送ってくれる約束だったのだが、…

東北探石・遺跡撮影行3

三内丸山遺跡に寄り、売店で錦石の加工・販売をされている小田桐さんにお会いした。ブローチやループタイ用に加工された見事な石の数々を拝見し、記念にいくつか飾り石を買って帰る。いろいろと津軽の石についてお話を伺えた。小田桐さんのウェブサイトには…

東北探石・遺跡撮影行2

翌日は黒石市内の非常に古い旅館に泊まる。全体に昭和40年代のまま時間が停止しているような宿だった。 近くの和食屋で夕飯をとっていると、ビールのつまみに出された枝豆がびっくりするくらいおいしい。一皿追加し、主人に尋ねると青森特産の「毛豆」という…

福島県、山形県探石行2

二本松市から土湯温泉を経由して、米沢に入った。 土湯温泉は7-8年前にも訪れたが、少し印象が変わっていた。ジェラートを売る店があったり、足湯のできる場所が出来ていたりしている。土湯はこけしで有名な土地だ。は虫類のような目をした「青坊主」など、…

福島県・山形県探石行1

週末は福島県北部と山形県南西部にジャスパーとメノウの採取に出かけた。初めてETCを使用した。割引は嬉しいが、ETCの機械がいちいちピーピー鳴って、やれ「カードが挿入されていません」とか、「カードが挿入されたままになっております」とか、「ちなみに…

カットした瑪瑙5

茨城県奥久慈の川原で拾ったメノウをいくつか切ってみた。赤みのある瑪瑙は断面にはっきりと縞模様が見えるものも多いのだが、ほとんどが切ると、模様が判然としなくなる。割れ目が酸化して、縞の層の間が特に赤く色づいていたものが、カットすると色味に乏…

カットした瑪瑙4

無理をして大きな団塊を切ろうとしたため、切断機のモーターベルトが切れたが、自動車用のVベルトで復活した。 石川県小松市の赤瀬周辺の川で採取した流紋岩の球顆は、オパールが入っているものが多かった。大きな団塊に小さなオパールの塊が点在しているも…

カットした瑪瑙3

無理をして、大きな団塊をカットしていたら、石がブレードと筐体の間にひっかかって、モーターのベルトが焼けてしまった....。気をつけてはいたが、電話をしているうちにベルトが止まり、モータの回転板との摩擦で煙りがもうもうと上がっていた。 無理をする…

カットした瑪瑙その2

新しい切断機で、ゴールデンウィークに訪れた石川県の瑪瑙も沢山カットした。小松市の赤瀬周辺の山では、瑪瑙やオパールが入った流紋岩の球顆、いわゆるサンダーエッグが採れる。 赤瀬はオパールが入った球顆が有名で、白色のコモン・オパール以外にも、半透…

切断機

親族の病などで、しばしめげていたが、おまけに仕事場に空き巣にまで入られた。大事なカメラ2台とレンズを盗られた。バカな話だが、これで空き巣に入られるのは人生で3度目だ。2度目までは何も盗られなかった。当時、金目のものとは全く縁がなかったので、腹…

石川県探石行

連休は家族で石川県に探石に出かける。高速道路料金値下げで、大変な渋滞になると脅かされていたので、3時起きして出る。それでも一部渋滞していた。恐ろしい。 そもそも我がボロ車にはETCが付いていない。ETCの普及促進をしているのが、どうも天下りの巣っ…

パタゴニアのジオード

酔っぱらってスッポンポンになって大声を出してだけで「容疑者」とは。しかも、大臣から「最低の人間」呼ばわりまでされて....。 もちろん酔っぱらいの多くは最低なのだが、最近、ダメさ、最低さに対して不寛容すぎる。 少し前まで池袋は最低の排出物があち…

チワワの巨大結晶洞窟の番組

NHKの新番組「ワンダーXワンダー」というやつで、メキシコのチワワ州で発見された巨大な石膏の結晶がある洞窟を紹介していた。 写真では何度か見ていたが、やはりすごい景色だ。発見した鉱夫が「他の星に行ったような感じだった」と言っていたが、決して大げ…

久慈川周辺で瑪瑙採取

冬の貝拾いシーズンが終わり、今度は山に石拾いに行く。 茨城県の久慈川周辺は瑪瑙の産地なのだ。瑪瑙といっても、無色透明で模様にも乏しい、カルセドニー、玉随なのだが、有名な産地なので前から一度行ってみたいと思っていた。ネット上で詳しい場所を記し…

タンザニアの瑪瑙

千葉の新知事が気持ち悪い。昼時など、飯がまずくなるので、なるべくテレビに映してほしくない。 「アクアラインを900円にできなかったら、いっそ、壊してください」って、あんた。壊してどうする。元気いっぱいなので、投票しました、という人がたくさんい…

ケンタッキー・アゲート

一ヶ月ほど前に20数年ぶりに父方の従兄弟が集まり、20数年ぶりに会った従兄弟もいたのだが、昨夜、なんと居酒屋でばったり会った。なんつう偶然だろうか。YouTubeにケンタッキー・アゲートを採っている映像がアップされている。ちょっと画像が粗いけれど面白…

石の撮影

セプタリアとサンダーエッグの本用に、屋上で石を撮影する。今日は日差しが強いので、洗濯ひもにトレペを吊したら、ものの10分もたたないうちに風にちぎられて飛んでいってしまった...。 オーストラリアのセプタリアは、怪獣の卵みたい。以前買ったもので、…

スコットランドの瑪瑙コレクターに瑪瑙を送ったらば、彼は既にボツワナに瑪瑙収集に出かけていた。もしかして受け取り人不在で返送されてくるかとヤキモキしていたが、保管期限ぎりぎりで帰国して受け取れたとのこと。一安心した。 それにしても、ボツワナに…

ロシアの瑪瑙の本

問い合わせもあったので、もう少し、ロシアの瑪瑙の本についてご紹介したい。 瑪瑙の標本の写真が三分の二、瑪瑙を使った工芸品を紹介した頁が三分の一くらいだろうか。 瑪瑙の標本にはサイズ、産地の表示があり、ウラル山脈のどのへんに産地があるか、大ま…

スコットランドの瑪瑙、瑪瑙の本

私のウェブ・サイトを見てくれたスコットランドの瑪瑙コレクターが、段ボール箱いっぱい、瑪瑙を送ってくれた。 交換しないか、という話はよくあるのだが、「あんたのサイトはとても面白かった。近づきに瑪瑙を送るから楽しんでほしい」と、一方的に言ってく…

正月は久々にのんびりできたなと、思っていたらば、先週はいきなり雪隠詰めになってしまった。オバマの演説や朝青龍の取り組みを炬燵で見つつ寝るという、なんとも不健康な日々だった。 オバマという人はアメリカの様々な過去を思い起こさせる。アメリカ国民…

イスラエルは、報復というより、殲滅したいのではないかとさえ思えてくる。これを大量虐殺と呼ばずして何というのだろう。国連事務総長も片方としか会わないのでは、意味がないと思うのだが。イスラエルでは自軍の攻撃でどのようなことがおきているかまとも…

東京ミネラルショーとケルティック・クリスマス

土曜は池袋の「東京ミネラルショー」に出かけ、家族で「砂金採り」の体験をする。皿に砂金が入れてある砂をとり、揺らしながら水で軽い砂を流しつつ、金の粒を見つけるという趣向だ。これは結構、時間と根気が必要な作業だ。「輝くもの全てが金ではない」と…

紅葉を見にどこかに行きたかったのだが、ずっと首と肩が痛く、元気が出ず。近くの全生園に娘と散歩に行く。 園内は広く、数多くの木々が植えられているので、この季節の散歩には最適だ。見事なモミジの木があり、銀杏の大木の周囲は一面黄色い落ち葉に覆われ…

原石の切断と当世石屋事情

瑪瑙を切るカッターを持っているのだが、円形の歯の直径が20センチほどで、直径10センチを超える原石は切れない。もっと大きな切断機はどんなもんだろ、と、調べたら、アメリカにはいくつかのメーカーがあり、個人向けに販売している。単純な機械なので、値…

お金だかクーポンをやるから役所に来い、とは。なんだか、村の金持ちが御殿か何か建てて、集まった近隣の衆生に上から餅を投げているような...。 だいたい、高速道路料金一律1000円とか、景気対策は特別会計の準備金(埋蔵金)を財源にするとか、こないだま…

秩父珍石館、西沢渓谷、亀甲石

週末に西沢渓谷に行く。春にも娘と行ったのだが、今度は嫁も一緒に、秩父を通って、車で行くことにした。 1998年に開通した全長6.5キロ以上にもおよぶ雁坂トンネルによって、埼玉の秩父から山梨へ抜ける道ができたわけだ。私が初めて西沢渓谷に行ったのはも…